そろそろ指導者を始めて1ヶ月。実際に現場に関わってみて。

注:今回は指導者を始めて思ったことを書き連ねるだけの番外編であり、特に読みやすさなどは考慮しておりませんので、ご了承ください

きっかけ

一応、自分がなぜ指導者と分析官をやりたいと思ったのかに軽く触れておきたいと思う。
まず戦術について興味を持ったのが、高校3年の春。ハリルホジッチが解任される少し前のお話だ。戦術的な議論がTwitter上で五百蔵容氏を中心に盛り上がっていた。それを見た自分は「サッカーはこんなに深く考え、実行するものなのか」とかなり衝撃を受けた。その後は受験のためそこまでのめりこめなかったが、戦術の勉強を進めていくうちに「これ、もっと早く知ることができていたならばサッカー人生もっと楽しかったのでは?」と思った。それが指導者と分析官を現場でやりたいと思った第一の理由である。とにかく興味を持ってくれる子には戦術を知ってもらいたいと思った。
とりあえずその準備段階として考えをまとめたり、人に伝える練習がしたくてこのブログを始めてみたのである。

実際の現場で感じたこと

まず実際に現場に立って思ったのは、伝えることの難しさだ。伝える相手は中学生。このブログのレビューのような言葉のチョイスでは、もちろん伝わらない。練習の時間も限られているので、簡潔にそしてわかりやすく、何より大事なのが「教えすぎない」ということだ。自分が指導しているのはU-13の年代。育成年代なので(そのチームの原理原則に乗っ取った)答えを教えるわけにはいかない。なぜならその答えを授けられた時点で、考えることをやめ、とりあえずやるだけになってしまうからだ。自分としてはそこに難しさを感じた。答えではなく一つの考えを提示するまでにしなければならない。そのどこまで教えるのかのバランスはまだ模索中である。

自チームでは3年間、ほぼ攻撃しかやらない。相手を見てボールを持つという意識を植え付けていく。その中で、本当に原理原則のみを植え付けてあとは選手に任せるというものだ。自分も所属していた時、そんな感じだった。ただ、練習から植え付けていくのがメインなのでかなり感覚と感覚のすり合わせのような側面もあり、もっと言語化し活発に選手間の議論がされればいいなと思い、分析をしてミーティングもやろうかなと思っている。ただまだ現時点で対外試合をやっていないので、計画段階ではあるが、選手たちが自分の動きがどういう影響を持ち、なぜそれをやり、その後どうするのか、展開を考えてプレーすること、このあたりを頭を使って考え、できれば仲間と共有し発信しながらやってくれるようになってほしいなとの願いを込めて計画している。

コーチという仕事は、その教えている選手一人ひとりの人生に関わりもしかすると悪い方向にも導いてしまう可能性もある。なので責任を持つと同時に、まずどのチームでも通用するベースとなる考え方を身に着けてもらいこの先も楽しくサッカーを続けて欲しいのでそこも大事にしていきたいと思っている。

そんな中でも、自分のサッカー観も高めていきながら勉強も怠らずに頑張っていきたいと思っている。また他人のコピーにならず、インプットした情報を整理し取捨選択し自分のサッカーについてしっかり話せるようにしていきたい。それがなければ選手たちに教えることができないですし、これからも精進していきたいと思います。

なぜか最終的には自分のお気持ち表明の文章になってしまいましたが、とりあえず大学在学中の4年間はコーチを続けるつもりなので、これからも不定期にこんな感じのだらだらした文章も書いていきたいと思います。興味あれば読んでみてください。

お読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?