見出し画像

【週刊フォルケ滞在記】:)1st week


英語って難しいんだね

色々説明があった初日。全然英語が聞き取れなくて笑ってしまう。
ご飯を食べながら話す会話も全然ついていけない。

「いまなんの話してるの…?」ってレベル。けどみんな笑ってるから笑ってみる。
ああ、、初っ端から新しい感情に出会っている。。この罪悪感と不甲斐なさと滑稽さが混じり合った感情はなんなのだろう。。

日本にいたら絶対味わえなかった感情に感動しつつ、自分の英語の使えなさに驚く。

自分の感情を言葉にできない、もっと聞きたいのに浅い話しかできない。
「僕は今英語を使えるようになりたいんだな」とその時初めて思った。生まれて初めて、英語の勉強してみようって思えた。

最初の1週間は、全く聞き取れない会話も、愛想笑いで終わる会話もいっぱいあった。

最初の1日は辛かったから、僕は一つルールを決めた。
それは、「焦らない」こと。
頑張って話に行こうとか、英語が喋れないことを悩むのもやめた。

だって、僕は英語を勉強しにきたわけじゃないから!!
もちろん英語は喋れるようになりたいけど、その優先順位はずっと下。英語が喋れなくて苦しむよりも、この時間を楽しむ方が優先順位高いよねと思った。

思ったことを全部言ってみたら、心理的安全性が爆上がった

始まって数日経った頃、授業で英語が分からなくても質問ができないマインドになっていた。

先生が言ってることを理解した上での質問ならできるんだけど、そもそもの英語を聞くって、なんか変じゃない?と思ってた。
だってホイスコーレって英会話教室じゃないし、みんな学びたいことがあって来てるのに、インターナショナル学生が英語がわからないから質問するのって、ホイスコーレのレベルを下げてるみたい。ってマインドだった。

そんなこと気にする必要ないよって思う人もいるかもしれないけど、なんだか僕はこの感覚を無視するのは違うと思ってて、考えてた。

僕の頭が言ってることもわかる。けど、僕だって学びたい。わからないことがあったら聞きたいし、わかるまで話したい。

うーーーーん、どうしよう、、。
そうだ、みんなに聞けばいいんだ!

授業の前に、一つ言いたいことあるんだけどいい?って切り出した。

僕は英語を喋るのも聞くのもあまり得意じゃなくて、けど、みんなの言ってることを理解したいし、一緒に学びたい。
だから、内容じゃなくて英語でわからないことがあっても、質問してもいい?みんなの時間を取ってしまうかもしれないんだけど。

そしたらみんな「カモーーン」って言ってくれた。先生も「言ってくれてありがとう。私はみんなに伝えたいから教えていて、あなたが知りたい意思を示してくれて嬉しい」って。

これまでの授業で、わからないことがあった時にモヤモヤしながら受けていたのに、自分の気持ちを伝えた途端、みんなと繋がった気がした。

みんな、自分を大きく見せることも小さく見せることもない

デンマーク人も(他の国から来てる人も)素の自分を表現することを怖がってない。
今まで、新しい環境が始まる時(大学に行った時とか)ってみんな、強い自分を見せようとしたり、明るい自分になろうとしたり、目立とうとしたり、「素の姿」が見えなくてなんとなく居心地が悪かった。

けどデンマークで出会うみんなは、本当に最初から自然体のような気がしたし、半年後も変わらないんだろうなと思った。

初めて会った時だけじゃなくて、パーティーをしてる時も。
盛り上げタイプの子もいれば、輪から一歩離れて楽しんでる子もいる。
けど、どの楽しみ方でも自分そうしたいならいいよねって、みんなが思ってる感じがする。
日本だと「陽キャ」と「陰キャ」に分かれてしまいそうな構造な気がしちゃうけど、どっちが良いとか悪いとかでもない。変な焦りもない。

みんなに聞いたわけでもないけど「そんな感じ」がする。

楽しいことに対する変なこだわりがある笑

例えば、掃除の当番を決める時。
当番表をなぜか可愛くデコる。しかも1時間くらいかけてみんな作って、どこになにを配置するのか、真剣に議論してた。

「はるかはどう思うの!?」って聞かれても
「Whatever, everything is fine(笑)」って答えるしかない。だって本当になんでもよかったんだもん。

掃除当番表、かわいい

部屋の扉に貼るネームプレートも、めちゃくちゃ時間かけて作ってた。
こういう変なところにこだわるの僕も好きだけど、デンマーク人は度を超えてるわ。

今の文脈とは全然違うけど、7割くらいのデンマーク人は編み物をしてる。朝の集まりでも、クラスでも、ソファーでも、映画見ながらでも、ずっと触ってる。自分の手で何かを作るとかが好きな子が多いみたい。

デンマークの大自然

凍った湖の上を歩くなんて初めてだった。

デンマークでも年に一回の寒波が、僕が学校に着いた日から始まった。
駐車場にある大きな石の表面に結晶ができるくらいの寒さ。これ伝わるかな。全部凍ってた。

みんなで湖畔まで歩いて、そのまま湖の上を散歩した。
このままどこまでも歩いていけるんじゃない?って思うくらい、地平線までずっと見渡せる。確かに、生まれて初めてこんな真っ平らな世界を歩いてる気がする。水の上だもんね。

僕だけテンション爆上げだった気がする

1週間くらいしか凍ってないらしいから、僕は次の日の夜に星を見に行った。

人生で一番綺麗な星空だった。
街灯もないし、民家もないし、寒いから空気の透明度がすごい。

次に凍ったフィヨルドを歩きながら星を眺められるのはいつか分からないけど、死ぬまでにもう一回やりたいことリストに追加。

携帯でもちゃんと星が見えるのすごい

1週間まとめ

最初の1週間は、初めての環境すぎて、なんだかもう訳がわからなくて、正直なにも考えれてない。
だから考察とかも無くて、ただの日記みたいな記録になったけど、これが1週間のハイライト。

デンマークでのショッキングな学びについてもまた書くので、お楽しみに。
とりあえず1週目の記録でした。またね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?