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【週刊フォルケ滞在記】:)4th week

フォルケも4週目になった。
ちょっとnoteの量が毎回すごいから、サラッと日記程度に書きたい。

「特権性」について話した

毎朝30分ぐらいmorning assembly(朝の集まり)がある。
そこで"privilege"(特権性)について話があって、みんなで特権について話た。もちろん社会的な視点から捉えた方の特権の話なんだけど、「特権ってなに?」みたいな話をしなくても、みんなが共通認識を持ててるのはさすがアクティビスト大国だなと思った。
てか、みんなどこからどうやって情報を集めてるんだろう?気になる。聞いてみよ。

同じテーブルの子は、特権は一種の責任って言ってたり、なんかあんまり覚えてないけど、うんうんそうだよねって思いながら話してた。そのあと「これって特権?」って質問があって、身長が高いとか右利きとか、そういうところから特権を捉えるワークをした。

そのあと、デンマーク人の詩人が書いた、特権についての詩を読んだ。
彼女の本の裏に書いてある自己紹介の文は、こんな文章だった。

グレン・ベック、作家兼非常勤開業心理学者、1991年ホーセンス生まれ。 同性愛者、白人、happy、172センチ、おしゃべり、激怒、失望、ガールフレンドとノアブロに住んでいる、不動産も相続もなし、郵便配達員だった父親は5歳のとき、弟が3歳のときに自殺した。最初の義父はアルコール依存症で暴力的で、次の義父は舗装業者で控えめに言っても違反者で、母親はバスの運転手として働いていた。家族の中で高等教育を終えたのは弟だけ。彼は18歳の時に交通事故に遭ってから毎日むち打ち症に悩まされ、グレン自身も5年目に心理療法を受け、運転免許を取得している。

こんな短い文章でも壮絶さが伝わるくらい、彼女の人生は壮絶だったことがわかるし、だからこそ、詩はすごかった。
最後の数行だけ載せるね。もし読みたかったら教えて。

not everyone has equal access to "blissful ignorance"

That is why my art is an enlightenment project that is why my art is political, explicit.

cry for help, appeal

I don't have the privilege of writing for fun

do you think I enjoy polemicize? do you think I enjoy being so antagonistic?

so much too much

do you think I enjoy wasting my life fighting for my own human rights?

誰もが平等に「至福の無知」ができるわけではない。
それが、私のアートが啓蒙的であり、政治的であり、露骨な理由である。

泣いて助けを求め、訴える。
私は、楽しんで詩を書ける特権を持っていない。
私が議論を楽しんでいると思う?対立することを楽しんでいると思う?
あまりにも多すぎる。

あなたは、私が楽しみながら自分の人生を無駄にして、自分の人権のために戦っていると思う? (はるか訳)

そのあと、この人みたいな自己紹介文を書くのもした。

「カルチャーセンター」に行った

パーマカルチャーの授業のなかで、カルチャーセンターってところに行った。

Platform K

デンマークには大きい都市に一つはあるらしいけど、カルチャーセンターがどこも同じ感じなのかは知らない。
ここは、カフェとかレンタルスペースとかバーとかスタジオとかアートギャラリーとか、なんかそう言うものがごちゃ混ぜで入っている場所。

若い人はもちろん、年配の人もめっちゃいる。
デンマークって、新しい場所でも属性の違う人が集まってるイメージある。

ここには、30個くらい「クラブ」っていうのがあって、みんな無料で自分の興味のあるクラブに参加できる。例えば

クィアクラブ。17歳から25歳までのLGBTQ+のためのクラブ。
けど全ての性別が対象。1ヶ月に3回くらい集まってるみたい。
ADHDクラブ。みんなで助け合おうねって会らしい。

カルチャーセンターのコンセプト自体もそうだけど、クラブとかも、みんなで関わり合いながら過ごせる場所を、色んなところで色んな人がやっているのがいいよね。

アクティビズムが日常に入り込んでるよなあ

このカルチャーセンターの2階には、こんな展示がいっぱいあった。

環境アクティビズムの写真たち。
窓の下のところには「WHO IS THE CLIMATE ACTIVIST?」って書いてあるらしい
I'M GOING TO MISS WHITE CHRISTMAS
ここでは、ポッドキャストの配信を聞けた。

カルチャーセンターみたいに、ふらっと来る日常のスペースに、気候アクティビズムだったりLGBTQ+のことだったりがあるのすごくいい。

あと、土日にオーフスっていうデンマークで2番目に大きい街に行ったんだけど、そこにもこんなものがたくさんあった。

パレスチナの子どもや人々を虐殺し続けているイスラエル軍を支援しているマクドナルドと、
パレスチナを支援するステッカー
「美の基準」で窒息しそう
これまでのイスラエルの死傷者と、パレスチナの死傷者のグラフ。
去年から始まった虐殺で、もう既にパレスチナでは2万8千人が死んでる
いまだに「ハマスが、、」とか言ってる日本人の無関心さは異常。
スタバボイコットしようねステッカー
貼った。我らが立候補年齢引き下げプロジェクト
りんちゃんとのプリクラも笑

こんな感じで毎日過ごしてます〜🥱

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