ふと頭に流れる音楽が教えてくれたこと
心の声を聞くために静かな場所が必要だ。
そう思って、コーヒーを淹れて洗濯物がまわる音がする中でこの文章を書いてみている。
朝、寝ぼけ眼で歯磨きをしている時によく、頭の中で音楽が流れる。毎日違うときもあるし、2、3日同じ時もある。
今日はペトロールズの「雨」だった。
1番、2番のサビ前に似たようなフレーズがくる。
“気づいていない振りは止めて”
こういう不意に現れる音楽やフレーズ、ことばは何かを示している、私に気づかせようとしている、神さまが何かを教えようとしているんじゃないかなといつも思うようにしている。
気づいていない振りは止めて ?
その後に藤井風の曲が頭の中で流れた。
今まで散々聴いて、自分もさらっと口ずさんでいたけれど、たった2行の歌詞に”真実”があるような気が急にしてきた。
(自分が)知っている(って)こと(を)
知らないだけでしょう ?
今朝頭に流れた曲には共通点があって、
それは自分の本心を無視しないでね、
気づかないフリもやめようよ、自分。
と気づかせようとしているんじゃないかって。
閃きとは、思い出すものだって、そういえば最近読んだ本に書いてあった。外からやってくるんじゃなくて、本当は自分の中にあるということ。
今までインスピレーションが降ってくる、落ちてくるようなイメージがあった。だから、外から情報を沢山もらおうとしていた。でも本当は
自分の内側で繋がって生まれること、それに気づくことなのかもしれない。
繋がる「種」を旅の経験、芸術や音楽やことば、
友達や家族との会話から取り入れ、自分の感性の中で混ざり合って、ふとした時に閃きが現れる。
自分にとっての真実、閃きは既に内側にあることはわかった。頭に流れた音楽はそれを教えてくれた。
では、その真実や閃き自体は何かと問われると言えない。まとまらない。
なんとなくわかっている気もする。
明らかになってしまうのがこわいからかな?
でもだからこそ、それが真実なんだろう。
自分の本心に気づくのは気持ちがよく、嬉しく、幸せなことなのに、一方で面倒くさいし、こんなにシリアスに考えるもんかね、、、とポイって投げて、とりあえずNetflixでも観たくなるのです。
やらなければいけないことだって分かるし、そのためのエネルギーだってこれから必要になるし、日々ちょっとした誘惑(ちょっとしたように見えるだけ、それが蔓延ることになる)にだって負けていられなくなる。だから面倒なのだ。
でもでも、だからやる価値があるんだろうな。
で、それをやれた自分はきっともっと幸せ。やらなかった自分よりも、爽やかに笑って汗をかいているはずだ。
Everything happens for a reason.
起こることには意味がある。
今まで出会ってきた(これから出会う)音楽や映画、ことばは全部、後の人生の伏線かもしれないし、
それがふと頭をよぎったときは何かのサインかもしれない。それが教えてくれる気づきに、気づかない振りをしないでいこう。
頑張ることが必要だったら、やろう。
素直とはそういうことで、素直な人は美しいと思うから。
☺︎ストイックになりすぎて人生楽しんでなかったら
本末転倒ということで、自分に対してもリマインドを。