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カフェというものは

カフェにきてオーダーしたら、
まず人間観察をする。
私以外のお客さんたちを見る。じっくり見ても
意外とバレない。私みたいな人ばかりだったら、
目が合いまくってしまう。

何かに集中している人の顔が好きだ。
何よりも自然体。
集中していたり、笑い合っていたり、
ぼーっとしている。
他人でも、みんな同じなんだって安心するのだ。

映画館で映画を鑑賞している顔を見るのが好きな
アメリの気持ちが少しわかる。

カフェは、
来ている人がどんな人たちなのかで、
そのカフェの立地に納得することが多い。

あとは壁やランプをじっくりみて、
照明の色、暗さを感じる。
音楽も、カフェの雰囲気の作る結構大事な要素。


こうしてみると私にとってカフェとは、
“社会”を誰のフィルターも介せず、感じられる場所。

おしゃれな街の洗練されたカフェも好きだけれど、
気合い入れなくても行けて、くつろげて、
自分の人生、仕事、考え事など、全てに向き合える時間が生まれるカフェが好きだ。

美味しいコーヒーを飲みながら、
家でも職場でもない居心地よいサードプレイスで
ネガティブな何かが生まれるだろうか、、、!

コーヒー屋で働きたいと大学生の頃から思っていたのに、まだ叶えていない。
自分のために叶えてあげたいと思う。


コーヒーが好き。
そしてコーヒーと共にある時間•空間が
私の人生で尊い。

幸せとは瞬間的な喜びや高揚感ではなく、
じんわりと、今すでに、何もかも、
持っていることに気づくことだと思う。

美味しいコーヒーが体に染み渡るとき、
もう、いつだって、満たされているのだと
思い知る。


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