『FACTORY GIRLS』

6/24マチネ@キャナルシティ劇場

3年前に赤坂ACTシアターにて観劇。
まさか同じ作品を、今度は福岡で観ることになるとは思いもしませんでした！

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客席は、全体の6,7割が埋まっているかな？という印象。前方S席であっても、ちらほらと空席が。

博多座に持ってくる作品とは、やはり、集客力の差を感じました。これが地方公演の現実なのだろうか…。キャストもそれなりに贅沢なのに、なんだか勿体無いなと。

【レビュー】
柚希礼音とソニンのコンビネーションがよかったです。（実は正直、個人的に、柚希礼音の演技はあんまり好みではないのですが、）2人セットだとバランスが取れるものだな〜と。声質が全然違うのに、デュエットは何て美しいこと…！CDの購入を前向きに検討しています笑笑

そして、全体的に曲の完成度が高い！！舞台設定（1800年代、米国、郊外、工場）と「ロック」の親和性に驚かされています。
ロックミュージカルって、曲調がありきたりになりがちかと思うのですが、今作はキャッチーなフレーズが多い印象です。一部、中弛みする感じの曲もありますが、その手の曲は尺が短かったりで大して気にならず。

【一方で…】
初演時から気になっていたこと。彼女らが置かれている環境の劣悪さが伝わらない演技、演出が多いという…。折角、閉鎖的で過酷な環境を見せられそうなのに、変にコメディーに落とし込んだり、開放感ある場面を捩じ込んだり（←恐らく、脚本上の都合）しているから、辛さがあんまり伝わってこない。ゆえに、デモだなんだっていうのも、あまり機能しておらず。軸になるであろう、主役2人の葛藤もイマイチになるという。

興行化の都合上、万人ウケは大切なので仕方がないのかもしれないけれど…。ずっとそこが気になっています笑笑

あとは、テーマがめっちゃ良いのに、史実に則っているからなのか、「事件」に欠ける印象。この舞台設定なら、ストーリーにもっと大掛かりなアクシデントがあっても良いのでは？と思う。途中が飽きやすいのよね💦

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ままま、そうはいってもストレートプレイではなくミュージカルなので、曲やら振り付けやらが良くて、満足できるならそれで良くね？というはりやまなのでした。また機会があれば観ます。ちゃんちゃん。