『ムーランルージュ!』
8/3日 18:00〜 @帝国劇場
甲斐×平原ペアのステを観劇しました。
Twitt、、、Xで時々流れてくる、真っ赤な舞台写真に度肝を抜かれて、急遽チケットを取った次第。なお、井上芳雄回は既に満員御礼でした。
以下、遅ればせながら感想を書きます。
舞台空間
嗚呼。
噂には聞いていたものの、本当に凄い舞台でした。劇場空間の作り込みが尋常じゃないです。花道に風車とゾウが建ってるのはやばくない…?
場内は本当に真っ赤で笑いました。上手のゾウ当てを除いて、全灯体が「赤」なんです。客電が原色赤オンリーとか見たことないですよ、マジで。
装飾は派手派手の派手。吊りものも山ほどあります(映像参照)。
一方、舞台装置・構造物は案外少なめ。比較的シンプルな素舞台ベースに、幕系を適宜組み合わせることでシーンを入れ替える形。だから劇中でどデカいセットが出たり入ったりはしません💦
1幕ラストでは、シンプルな舞台構造を活かしつつ、夜のパリを表現しちゃうのが秀逸ですね!エッフェル塔!
広くてフラットなアクティングスペースだからこそ成せる技なんだと思います。
演出(テクニカル)
一般的に「派手」だといわれる演出技法を、網羅しているような印象。強いていえば、プロジェクションマッピングを使っていない位でしょうか。(今作の世界観にはそもそも要らないですが!)
演出面で特に印象的だったのは最も序盤。派手演出の畳み掛けでした。曲中の細かい音に合わせて、誰も気づかないような一発もの照明を入れていました。(これは舞台作品においては珍しく、音楽系のステージ、例えばミュージシャンのコンサート等でよくみられるのかなと思います。)
ーー マイナーな感想ではありますが、フットライトでストロボたいて、奥のホリゾントに影がコマ送りのように出るやつ。あれは神です。レディガガのコンサート映像以来の遭遇でした。
演技、歌
Jupiterのイメージしかなかった平原綾香。
…嗚呼、どうしたらそんな風に感情をのせて歌えるのか。心の底から、「アーティストって凄いんだ」と思いました。2階席まで届く迫力。
この人歌が上手だな!とミュージカルで感じることはありますが、それとはレベル差が格段にあります。是非また、平原さんが歌う舞台を観に行きたいな〜。
楽曲は既存曲のマッシュアップ。
オープニングのWelcome to the Moulin Rouge!は、運動会でよく聴くかけっこソングが織り込まれていて面白い(笑)
中盤で愛を語る、Elephant Love MedleyやBackstage Romanceは、めちゃくちゃな曲数がぎゅっと圧縮されていて。
その各曲部分でテンポや音域、求められる歌い方も変わるはずなのに、一曲中のフレーズ毎で歌い分けるのだからこれは凄い。素人がやったら、口の中が渋滞しそう。
観劇から時間が経ってしまい、細かい部分はあやふやですが…。
それでも、インパクトある作品なのは確かです。来年の再演が決まりましたね!東京、大阪のどちらかで、また観劇できるといいなぁ。
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