昼間だけど夜逃げ計画・14
「昼間だけど夜逃げ計画」終了
別居を始めるため
夫が留守の間に引っ越してしまうという計画。
密かに計画し、
実行に至るまで
丸々2年を要しました。
決意と迷いを繰り返しながらも
最終的には
「子どもたちとの生活を守りたい!」
その一心だけで突き進み、
兄弟や両親の助けを借り、
親友の励ましがあって実現しました。
別居したい
離婚したい
という思いは10年以上も前から
私の中にありました。
実際に決行するには
金銭的な面、
子どもたちの精神面など
簡単に解決できない面々がたくさんありました。
ただ、
自分の心が正常なうちに動かないと
大切なものを守ることができなくなる。
時間の猶予はありませんでした。
旦那が可愛そうだとか
子どもたちが不憫だとか
別の方法はなかったのか、とか
理解されない点もあるかもしれません。
私と子どもたちの生活は
私が守るしかない
それは今でも間違っていないと思っています。
離婚調停に向けて
強行引っ越しをした翌日
夫宛にショートメールを送りました。
「離婚をしたいと思っています。別居させていただきます。」
夫から何度も「出て行け!」と言われていたので、
出て行ったところで
責められる理由はないのですが、
念のため。
あとから
「断りもなく勝手に出て行った」
と因縁をつけられると
面倒なことになります。
夫婦である限りは
「同居義務」というのがあります。
勝手に出て行くと
離婚の際に不利になる可能性があるのです。
ですから、
離婚の意思があることを相手に伝える必要があります。
別居できたことで
ようやく次の段階へ進むことができます。
離婚にむけての「調停」です。
同居しながらの離婚調停は
恐ろしすぎてできません。
まずは身の安全を確保してから
調停の場で第三者を介して、話し合いを進めて行く選択をしました。
広い家に残された夫
私たちが出て行ったあとに残された夫のこと。
夫に関しては、少しも心配はありませんでした。
住む家があり、
食べ物があり、
布団がある。
今までと変わらず仕事に行き、
いつも通り生活をすれば良いのです。
何の不便もありません。(実家も近いし)
とはいえ、
引っ越しの事前準備に全く気づくことのなかった夫です。
彼にとっては青天の霹靂だったことでしょう。
引っ越したあと2〜3日は携帯に着信がありましたが、
そのうち諦めたようで
かかってこなくなりました。
私の実家にも連絡がありましたが
詳細は口止めしてあったので、
引っ越し先などがバレることもありませんでした。
何の心配もしない私を冷たい嫁だと
お思いでしょう。
実際、
夫から連絡を受けた私の家族は彼の様子を心配していました。
「かなり憔悴していたよ、連絡したほうがいいんじゃないの?」と。
外から見たら、
夫と同居していた私や子どもたちの恐怖など理解できないのだと思います。
物腰が柔らかくて外面が良い。
いつもニコニコしているように見える夫。
だけど家庭では、
自分だけしか見えていない
自分の意に反すると逆上し暴言を吐く
都合が悪いと逃げ出す
責任感のカケラもない夫です。
憔悴?笑
私たちが出て行ったことに
思い当たる節もないのでしょう。
引っ越し当日に夫から来たショートメール
↓↓
「俺の通帳は?」
これです。
これが開口一番出た言葉。
これ以上は書きませんが
夫の全てを語るのに充分です。
せいぜい1人で憔悴して
自身の言動を顧みればいい。
そう思いました。
お礼
ここまでお読みくださり、
ありがとうございました。
これで、「昼間だけど夜逃げ計画」は終了です。
別居がはじまり、生活は苦しいものの
ようやくほっと一息つける家を手に入れることができました。
まだスタート地点です。
これからが本当の試練です。
離婚に向けて
一山、二山、…越えていかないとなりません。
つづく