離婚への道のり1・調停1(前半)
調停が始まりました
夫の住む家を出て、新しい生活を始め半年が経ちました。
「別居を始めたらまず、婚姻費用を請求しましょう」と色々なサイトに書いてあります。
稼ぎが多い人をのぞいて、請求したほうがよいと思います。
もちろん私もメールで請求しました。
同居している時は私が家計を預かっていたので、夫が払える範囲の妥当な額を請求しました。
最初はすんなり振り込んでくれたのですが、、、(それでも毎回催促はしました)
3ヶ月を過ぎると、夫の支払いが止まるようになりました。
支払いを促しても返事すらない状態に、調停申し立てを決意しました。
再び弁護士さんのもとへ
別居のための引っ越しに貯金を使い果たした私は、
このまま自力で離婚まで漕ぎ着ける方法を模索していました。
弁護士費用など到底用意できません。
夫が婚姻費用を継続して払ってくれるのなら、このまま生活が安定するまで様子を見るのもありかも?
そんなことも考えていました。
ウダウダと迷っていると前に進めないので
法テラスを利用し、調停を申し立てることにしました。
決意してから3ヶ月後、ようやく調停の日が決まりました。
いざ調停へ
婚姻費用分担請求の調停
第一回目。
家庭裁判所へ行ってきました。
受付で
本日の調停の予定がある旨と名前を告げると、待合室へ案内されます。
夫とは別の部屋を用意してくれるので、
顔を合わせることはありません。
でも、入り口や受付でばったり会ってしまうことは考えられるので、
開始時間よりだいぶ早めに着くようにしました。
(現在では鉢合わせることがないように改善されています)
夫はきっとギリギリにしか来ないだろうから。
夫は暴力をふるうような人ではありませんが
何度も暴言を吐かれ
家に近づくだけで動悸がするようになり
最後は逃げるように家を出た経緯があります。
鉢合わせになると思うと胃がズキズキ痛みます。
できれば顔を合わせたくないのです。
待合室に入ってしまえば、もう安心です。
待合室で弁護士と落ち合い、
少しすると担当の調停員さんが呼びにきました。
まず私の番
調停室へ移動して、予定より10分ほど早く調停が始まりました。
物腰の柔らかい男性と優しそうな年配女性の調停員さんです。
和やかな雰囲気で調停が始まりました。
まずは
ここに至る経緯を私から説明するよう言われます。
今回は離婚調停ではなく、
婚姻費用分担請求の調停なので、
別居後の生活の状態が分かるように説明しました。
愚痴のようなストーリーにならないように気をつけて、
出来るだけ要点を端的に伝えるようにしました。
私が扶養する家族の経済状況と
夫からの生活費援助の状態
を話しました。
私の場合は、
息子2人のうち1人は成人しており、
婚姻費用の対象ではありません。
でも、大学生なので
実質生活費は私が賄っていること。
また、夫が住む家(共有名義)のローンは
夫が負担していることや
別居してからの半年間
夫からの婚姻費用の支払い状態が不安定なこと
今の生活がギリギリなことなどを
話しました。
調停員さんからの
質問もあります。
主に夫からの支払い状態についての質問が多かったです。
できるだけ感情的にならないように
冷静に話すつもりでいましたが、
別居の理由を話す場面では
涙が出てしまいました。
さすが調停員さんは
慣れているようで
いちいち涙にお付き合いはせず
だけど、突き放すこともなく
話を進めてくれます。
20分くらいでひと通り話し終わり、
私の番が終わりました
次は夫の番です
夫は調停を欠席するかも?と思っていたので、
来ていると聞いて驚きました。
調停を欠席(無視)した場合は、
調停不成立となり
自動的に審判に進みます。
そして裁判官が決めた額を請求することになります。
夫は無責任な人だし、
自分に不利なことがあると逃げてしまうので、
来ない可能性が高いと思っていました。
今まで何年もの間、まともな話し合いができませんでした。
同居している時は、
夫婦で話し合いをしようとすると喧嘩になり、罵倒される始末。
一向に前に進めませんでした。
調停員さんを介して
話し合いができることに心からホッとしました。
私と弁護士さんはまた待合室へ戻り、夫と調停員さんが話す間待機します。
通常30分が目安らしいですが、
次に私たちが呼ばれるまで、
1時間以上かかりました。
嫌な予感が。。。
調停員さんが呼びに来て
再び調停室へ移動します。
2へつづく