昼間だけど夜逃げ計画・6
住まいが決まる
保証人の件で、
心が折れそうになった私
いま一度自分の心と向き合いました。
こんなことくらい
この先には山ほどある!
子どもたちの生活を守るには強く!かしこくならなくては!
なーんて
保証人を頼むはずだった兄から
「色んな不動産屋を回れば、ちゃんと親身になってくれるとこもあるから」
そんな慰めの言葉をもらいました。
そうなんです。
ネットばかり探していましたが、
探し方を変えました。
私のようなケースは珍しくないとはいえ、
全体から見たらレアなケースです。
誰もがよく見るサイトではダメなんです。
熟練したプロにアドバイスしてもらう必要があるのです。
ここは意地を張らずに
プロに頼るほうが良いんだ。
と気づきました。
地元の不動産屋さん
最寄駅の近くにある不動産屋さんを訪れました。
予約なしで。
事情を話して反応を見てみよう。
いきなり来店して、
初対面の人にこんな話をするなんて。。
また驚かれるかもしれない。
そんな不安がありました。
顔色ひとつ変えない担当者
その方はとてもさばさばした感じのキャリアウーマン風の女性でした。
私より7〜8歳くらい年上か。
(Aさんと呼ばせてもらいます)
Aさんは年上の女性ということもあって、
遠慮なく事情を話すことができました。
すると、
Aさんは顔色ひとつ変えずに私の話を聞いた後
必要事項を私から聞き出すと
すぐに物件をいくつか出してくれました。
この人すごいな。
わたしが話した内容に感情的に触れることはなく、
「物件探し」という観点から必要な情報だけを聞いてくれました。
私は同情されたいわけでもないし、
逆に疎ましく思われるのも嫌でした。
なので、
この方の対応に安心したのと同時に
プロだなぁ〜と関心していました。
当然、店内には別の営業さんもいるし
カウンターの隣の席には別のお客さんもいます。
どこに誰の耳があるか分かりません。
部屋探しに不要な私情は
極力話したくないのです。
その辺も配慮されているのが感じられました。
提示された物件の中に
私の条件にぴったり当てはまるものがありました。
Aさんはすぐに大家さんに電話を入れてくださり、
猫2匹(要確認)の件は
敷金2カ月分で了承していただけました。
嬉しくて、
すぐにでも契約したい!
そんな気持ちでした。
ただ、
私はまだ引っ越しのスケジュールについて即答できる状態ではありませんでした。
仕事の都合と
子どもたちの予定
手伝いに来てくれる兄弟の予定や、
引っ越し資金の用意など
準備していく必要がありました。
引っ越しの日取りが決まらないと、
契約はできません。
「引っ越し予定日の1カ月前にまた来てね。
その時にこのお部屋が空いていればご案内します。」
Aさんにそう言われ
引っ越し資金をいくら用意すればよいかを確認して
その日は不動産屋を後にしました。
(ちなみに約35万円を用意する必要がありました。)
7へ続く