ビスタラ航空 (Vistara Airlines) がインドでリード
最近インドのビジネスマンは、国内出張でVistara Airlinesを選ぶ人が多いようだ。シンガポール航空とインド財閥大手タタ・グループとの合弁のデリーを本拠地とするエアラインだ。
先月最大手ジェット・エアウェイズ (Jet Airways) が経営難から運行を停止、また数年前にミニスカートで有名だったキング・フィッシャー (Kingfisher Airlines)もインドの空から姿を消した。そんな中Vistara Airlinesは健在な経営を続けており、最新機体も導入した。
機内食も美味しいと評判でサービスも良く、広告塔は人気モデルで女優のディーピカー・パドゥコーン (Deepika Padukone)、更にオンタイムの離着陸が売りのためファンが多い。
Vistaraはビジネスクラスから埋まる。ムンバイ・デリ−の2時間のフライト、最終便はなんと片道9万円ほどになるが満席だという。同じく2時間の東京・福岡片道のプレミアムクラスが夜便で5万5000円程なので、Vistaraはかなり割高だ。サービスや広告で高級感を出し、ライバイルのエア・インディアとの差別化を目指し、それが成功しているようだ。
Jet AirwaysやKingfisherの席数が大幅に減った今、航空運賃価格は更に上がる可能性があるが、それにマッチしたサービス等を提供し続けられるか。彼らは欧米への国際線を近々スタートする予定だと言う。