#6【教育】自己有用感を高めるために子どもにも感謝を
おはようございます。小学校教員のハリーです。
子どもの内面を育てるために、様々な方法があります。
パッと思いつくのは「褒める」。大事です。
褒める技術については、様々な議論がされていますよね。
・褒め言葉
・褒めるタイミング
・褒めるポイント
どうして子どもを褒めるのかについて考えると、
「自己有用感を高めるため」という目的がありますよね。
自己有用感…自分には価値がある。人の役に立つようなできることがあるという気持ち。
似た言葉に「自己肯定感」がありますが、こちらは「ありのままの自分を認める気持ち」という意味合いがあり少し性質が異なります。
では、自己有用感を高める方法は「褒める」だけなのでしょうか?
否。
他の方法として今日伝えたいのが
『感謝』
「ありがとう」という言葉を子どもに届けることです。
どちらかというと、子どもが大人に対して感謝する場面の方が多いかと思います。
どうしても大人が子どもに対して、
・ご飯を作る。
・お世話をする。
・何かを買ってあげる。
などしてあげる役割の方が多いですからね。
しかし、大人が子どもに感謝することで、「家族の役に立った!」「先生の力になれた!」と自信を付けるきっかけになると思います。
大人が子どもに「ありがとう」を伝えることが大切です。
では、自然な「ありがとう」を伝えるためには、どうすればいいでしょうか?
オススメの方法は「子どもに仕事を頼む」ことです。
その子どもでもできるような簡単な仕事を任せることで、
やってもらったときに大人から子どもへ自然と感謝を伝える機会になります。
・何か物を取ってきてくれない?
・このプリントを配ってくれない?
・汚れているから掃除してくれない?
頼まれた子どもは、面倒な仕事も意外と嬉しそうに引き受けることが多いと感じます。
学校で子どもに仕事を頼むときは、2つのパターンがあると思います。
①学級全体に対して呼びかける
②特定の子どもに個別にお願いする
この2つを、目的に合わせて使い分けています。
①は、自ら進んで仕事を引き受けるという「自主性」を育てるため。
②は、気持ちが不安定な子どもや活躍場面が少ない子どもに自信を持たせ、良い関係づくりをするため。
目の前の子どもを見て、どちらの頼み方をするか考えてみるといいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?