豪華客船鍼灸師が無理なく、安定して月50万円稼ぐためのロードマップ
どうも豪華客船鍼灸師のリョウタです。
船での6回目の契約を終えて、今回で一旦船を降りようと思っています。
自分的にはそこそこの成績を残しながらも、船の仕事にストレスを感じることもほとんど無くなったので、この仕事をずっと続けても良いとさえ思っていたのですが、今は船よりもやりたいことが見つかったので、一度そちらに集中します。
そしてこの際、自分が今まで培ってきた船でのノウハウを動画や、資料を混じえながら残すことで、日本人の鍼灸師がもっと船で売上を上げれるお手伝いができればと思いました。
このnoteはこういう方にオススメです。
・これから乗船しようと思っているが、実際に船で働いている人のやり方をみてみたい
・乗船してまだ間もない
・平均して、収入が月50万円のラインに届いていない
・売上が安定しない
・豪華客船鍼灸師のビジネスノウハウを知りたい
・ 英語での医療面接に興味がある
・ 船での仕事を音声や動画を交えて学びたい
・売上を求められる船での仕事に疑問を感じている
・安定して売上を上げる人のやり方をみてみたい
・売上Top10に入ってみたい
・ 休みがもっと欲しい
はじめに
船の仕事で稼げる人は1、2回目のコントラクトからすぐに結果を残せるようになりますが、稼げない人はいつまでたっても稼げません。
もちろん稼ぐことが全てとは思いません。
むしろ稼がずマイペースに仕事をしたいという人も一定数いて、その人たちの価値観を否定はしません。
しかし売上を上げて、マネージャーとの関係さえ良好に保てれば、勤務時間も圧倒的に減りますし、豪華客船で訪れる素敵な寄港地でのプライベートな時間をもっと増やすことができます。
しかしその一方、売上が上がるにつれてそれに伴い、ゲストから寄せられる期待も一緒に背負っていくわけですから、ストレスがかかるのはもちろんです。
もちろん人によって価値観なんてそれぞれですので、どの程度の稼ぎがあって、ストレス具合や忙しさと天秤にかけ、ちょうど良いかは変わってくると思います。
6年船で働かせてもらい、僕が一番ちょうど良い折り合いは収入にして50〜70万くらいでした。これくらいの売上を上げていればマネージャーからとやかく言われることは少ないですし、自分もストレス無く働けるラインでした。
なぜ売上が上がらないのか?→『1つの船に1人の鍼灸師しかいない環境』
別に売上が上がらないのはあなたのせいではありません。自分も昔そうだったように、慣れない海外の文化、英語。むしろ初めは出来なくて当たり前です。
例えば接骨院やクリニックで自分が患者さんから、全く人気が無い、または自分のよりもっと人気のある先生がいた場合、みなさんはどうするでしょうか?
その先生がやっている患者さんへの声かけや、接し方を見て、なんでこの先生は患者さんから人気があるのだろう?
と何か盗もうとすると思います。
それはその人の人柄や性格、清潔感かもしれませんし、優れた技術があるのかもしれません。
しかし船上勤務での一番の問題点は『一つの船に1人の鍼灸師しかいないこと』です。
船上鍼灸師には盗む対象が無く、いつまでたってもどうしたら良いかわかりません。そしてたまにやってくるうちの会社のスーパーバイザーのいうことも、僕個人的な意見としては日本人の僕らに合わないような押し売りのやり方が多く、参考になりません。
例えば
・スパの受付に立って鍼灸の無料体験をやる。
・ゲストのキャビンに電話をかけて、無料の健康相談を行う。
・フィットネスインストラクターのセミナーや、美容師が行うセミナーに顔を出して鍼灸のアピールをする。
このようなプロモーション、僕は個人的に全部やりたくないです。
僕の場合、本当に幸運なことに1回目の契約で、乗船して1ヶ月もたたないうちに、わりと理解ある鍼灸師のスーパーバイザーがやってきて、数日間みっちり色々教えてくれました。
最初は「うっとおしいなー。」と思っていたのですが、そのスーパーバイザーのいうことを受け入れるべきところは受け入れ、最初の数クルーズの悲惨な成績からは早々に脱することができました。
僕はこうしてたまたまマシなスーパーバイザーに出会ったのですが、スタイナーという会社はみなさんご存知の通り、売上の低い鍼灸師にプレッシャーをかけ、「上記のようにやったら売上が上がるよー」的なアドバイスを色んな人がしてくるのですが、日本人の僕らからすると納得できないアドバイスが多く、ほとんど右から左に聞き流し実践しませんでした。
やはり日本人であれば、日本人でうまくいっている人のやり方を見て、自分の参考にできるところは参考にし、やらなくて良いなと思うところは変えず、自分なりに試行錯誤をしてアレンジして、実践していくことが大事かと考えます。
自分の経験、経歴
かくいう僕も、英語力がかなり悲惨だったので成長にかなりの時間がかかりました。
自分の無力さに打ちひしがれた1,2nd contract
そこそこ出来るようになり、Top10に入ったりしたが、成績が安定しなかった3rd 4th Contract
ストレスから解放され自分らしく働けるようになった5,6th Contract。
と最初から順風満帆というわけにはいきませんでした。
ですので、自分の『全然出来なかったという経験』を元に、これまでどうしていけば売上が上がるか、何回もセミナーを開催させていただきました。
今回のnoteのコンセプトはシンプルに今から僕がこれから紹介するように、スパツアー、セミナー、コンサルテーションをやれば、誰でもそこそこの成績は残せるよ。
というものです。
その中でみなさんが「自分はこうしたらもっとうまくいくんじゃないか?」というところをアレンジして改良し、磨いていっていただければ幸いです。
僕はあなたに手を差し伸べます。
取るか取らないか、あなたにお任せします。
実際、船で50万円稼ぐことはそんなに難しいのか
まずは豪華客船で月50万円稼ぐことが、どれほどの難しさなのかということについて、理解しておきましょう。
これはNews letter と呼ばれる、毎月発行される社内新聞の鍼灸師売上ランキングを元に作成してみました。
以下のグラフをご覧ください。
こちらのデータではうちの会社で働く約45%の豪華客船鍼灸師が、月50万円以上の収入を得ていることになります。
つまり、うちの会社で働いている鍼灸師の平均より少し上になるだけでこの数字は可能です。
これを言うと船で働いたことの無い、日本人鍼灸師からすると
「なんだ、めっちゃ簡単じゃん。」
と思うかもしれませんが、うちの会社の鍼灸師、つまり僕らの同僚であり、ライバル達は医師並みの教育を受けた、中国人鍼灸師や、外国人鍼灸師がほとんどです。
そして多くの外国人鍼灸師は英語を流暢に使いこなします。あなたが英語を話せれば問題はないですが、話せない場合、英語はまず初めにぶちあたる大きな障害となります。
日本人鍼灸師の船での現実
この月に関して言えば
• 上位Top16人までが日/Over 1000$の売上(優秀とされる鍼灸師のライン)を達成している
• $900〜800 Rank17〜30位 $800〜500 Rank31〜71位(この辺りまでが月収50万のライン)
• 日本人鍼灸師でOver1000はいない
• 日本人鍼灸師14人が91位〜124位の中にいる(売上 日/$78〜360)
このデータを見れば火を見るよりも明らかで、『良い売上を残せない日本人鍼灸師に良い船がまわってこない』訳です。
なぜ日本人鍼灸師は稼ぐことができないのか?
僕が自身の体験や、色々な船上鍼灸師にヒアリング、セミナーをやらせてもらい考えうる問題点を簡潔にまとめると以下のようなものです。
・英語
・セールス、プレゼンスキル
・治療技術
・船、航路の問題
・マネージャー
まず英語、これに関してはもちろん個々の能力差によります。
その能力差の中にもリスニング、ライティング、リーディング、ライティングそれぞれの得意分野もあるでしょう。
正直仕事で話す英語はある一定のテンプレを覚えてしまえば、そのテンプレをストックし、相手の質問に対して必要なものを取り出していくような感じで話せば大丈夫です。後ほど動画や音声を交えて紹介したします。
今回のnoteで話すメインは上二つについてです。「治療技術」は月収50万円程度のラインを目指すのであれば、大して問題ではありません。
むしろそれは他で学んでもらっても大丈夫です。あなたの治療法が1時間に1人しか治療出来ないような治療法でも達成できます。
そして下二つは外的要因です。あなたの力で変えることはできません。
変えられないことに労力を注ぐより、早々とあきらめて英語や、プレゼン能力を向上させましょう。
しかし以下に記す数字を見てもらえば、今のあなたの環境があまり恵まれていない環境であっても、月に50万円を稼ぐのはそんなに難しいことでは無いと、理解していただけると思います。
実際に50万円の収入を得るためには、どれくらいゲストを治療する必要があるか
船によって若干コミッションが違ったり、通貨がポンドだったり、オーストラリアドルだったりあると思いますが、大きく分けてうちの会社の給料体系は以下の二つが主流だと思います。
Ex)1
Auto gratuity 15%+Commission 12%=計27%
Ex)2
Auto gratuity 18%+Commission 7%=計25%
つまりスタイナーが設定している一回の治療169ドル(アジアクルーズは135が基本)で治療をした場合、Ex)1の例だと169ドルの27%つまり45ドルが一回治療あたりの収入になります。
分かりやすくするために、一人治療すれば5千円としましょう。
ということは50万円の収入を得るには、月に約100回治療すれば良いのです。
豪華客船鍼灸師は基本的に全日の休みを取らない(取ろうと思えば取れます)ので、100回を月の日数30日で割ると3.3。つまり1日たった3、4人の治療をしていれば可能な数字なのです。
(1) 5,000円(1回の治療あたりにもらえるお給料)×100回(月に必要な治療回数)=50万円
(2) 100÷30(日数)=3.3回(1日に必要なゲストの量)
そしてこの中にはシーデイも含まれます。シーデイは基本朝7時半から夜の9時半まで12時間働くので、セミナーを2回やったとしてもおそらく7、8人以上のゲストを治療することはそんなに難しくないでしょう。
そうなるとポートデーに治療するゲストはもっと少なくて良いことになります。
しかし僕らの治療はパッケージトリートメントによって割引され、最低100ドルまで下げることができるので、現実的な数字でいうとポートデーに2、3人のゲストを治療し、シーデイに8人のゲストを治療すれば、間違いなく達成可能な数字だと思います。
これくらいの数字であれば、もし船に鍼灸師に与えられたトリートメントルームが一部屋しかなかったとしても、十分達成可能な数字だと思います。
これを書いているRyotaはどんな人?
簡単に僕の経歴も載せておきます。
鍼灸師 ケアマネージャー
国立大学法人筑波技術大学卒後臨床研修卒
機関紙「医道の日本」、全日本鍼灸学会誌、等への論文掲載、茨城新聞メディカルコラム 「教えて体のQ&A担当」
2014年より英国SPA会社Steinerにて豪華客船の鍼灸師としてのキャリアをスタート、5年で約4,000人の外国人の治療を担当。優秀なクルーに送られる「Moment that matter」受賞。弁護士、医者、会社社長。FBIの捜査官からアラブの石油王まで 幅広いゲストを担当。
訪れた国は50以上、都市は200を超える。
現在コーカサス地方のジョージア国にて初の日本人鍼灸師として開業、奮闘中。
https://www.instagram.com/japanese_acupuncture_tbilisi/
では早速みていきましょう。
本文
今まで日本に帰国した際にセミナー等をやらせてもらっていたのですが、今回長期で日本を離れることとなり、これを執筆しました。
以下に実際に僕が船で行っているスパツアーの音声や、セミナー動画などのコンテンツを掲載しています。
シンプルで簡潔な内容なので誰にでも簡単に実践できます。
オンライン学習コンテンツのメリットとして、生のセミナーに比べ
• 自分のペースで好きな時間に学習することができる
• 動画、音声の一時停止、巻き戻しができるため、わからない部分を繰り返し視聴できる
といったメリットがあります。
※コンテンツの二次利用はご遠慮ください
実際にモニターとして提供、差し上げた方の感想はこんな感じです。
(コンソリって何やねん)
違う方の感想↓
(ありがとうございます。そう言っていただけて感銘です。)
また参考までに、最後に僕が5th contractで乗船したダイヤモンドプリンセスでの全8ヶ月の給料明細も掲載しております。実際に稼げる額を見て、イメージしてもらうことでみなさんのモチベーションアップになってもらえれば幸いです。興味のある方はあわせてご覧ください。
今現状で起こっている一番の問題は先に述べたように
『良い売上を残せない日本人鍼灸師に良い船がまわってこない』
問題です。
せっかく、そこそこ良い船に配属されたのに、契約途中でトランスファーになった日本人鍼灸師達もたくさん見てきました。
今回、僕はそういった状況を変えるために、普段セミナーでいただいている値段の約4分の1まで、このコンテンツの価格を下げさせてもらいました。
そしてこの値段は、ちょうど豪華客船での治療一回分のお給料とほぼ同じに設定しました。
『たった1人新しいゲストを得ることができれば、このコンテンツはペイできるのです。』
僕の船での6年間の集大成とも言えるこのコンテンツは、買っていただいた方には間違いなく、その価値を感じていただける内容であると自負しておりますので、検討していただければ幸いです。
実際、僕も以下のビデオのような形で最初は苦労しまくりましたので、誰かのためになればと思いこのコンテンツを作らせていただきました。
以下コンテンツ
エンバケと最初のシーデイで、クルーズの売上の7割は決まる
Spa tour 音声
Ruffle 動画
Sea day
Consultation
Consultation 音声1
Consultation 音声2
Seminar
Seminar 動画
マインド
みなさんは売上を上げていくために、多くのことをやっていかないといけないように考えていませんか?
実は船の仕事で大事なことは二つしかありません。
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