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【時給6000円!】ウリセンという誰でもできるお仕事の暴露

2006年。20歳の私はサラリーマン、建築現場、飲食店。と、なんの仕事をやっても上手くいかず職を転々とした結果、何処にも馴染めず社会に挫折した。当時は携帯でググるという機能も文化も不十分だった為、ネットカフェに寝泊まりをしてパソコンから自分でもできそうな仕事を片っ端から調べていた。そんな時「月給100万円も夢じゃない!!!」という高収入のワードから身体を売るウリ専(売春)という仕事を発見する。

都内の某駅から徒歩5分の立地に店を構える知る人ぞ知る売春バーにて面接。小柄のLGBTのおじさんの面接をクリアした私はとんとん拍子でウリ専デビューを果たす。

客は年齢も社会的地位も性別も全くバラバラの老若男女。社長、芸能人、アルバイト代を必死にかき集めて来店する貧乏学生等と様々。

来店した客をバーのカウンターの中からスタッフ(ボーイ)全員で出迎え客がお気に入りのスタッフを指名し外へ連れ出すというシステム。

初めての客は50代でカビだらけのワンルームに暮らすおじさんだった。風呂場で客の男性器を加えてサービスするというミッション。もう逃げ出すことは難しく客の要望通りにするしかなかった。

その時の気持ちを包み隠さずに言うと「屈辱的」が一番しっくりくる。自然と涙が溢れ落ちて何故こんな所で何故こんなことをしているのだろう。という言葉が私の頭の中をフル回転で駆け巡っていた。

ちなみにこの時は1時間の指名。客が支払った額は10,000円。そのうちの4,000円が店側へ6,000円が私達ボーイの手取り分になる。

□指名プラン 
1時間:10,000円 手取り分:6,000円
2時間:1,8000円 手取り分:10,000円
3時間:25,000円 手取り分:1,6000円
お泊り3,0000円 手取り分:2,0000円

客にしっかりサービスを行った後、私は放心状態でタクシーに乗って店に戻った。

先輩のスタッフは笑顔で私を慰めてくれた。
「どうだった?」「キモかったでしょ?」
「今日飯奢るよ!」等々。

この仕事を始める前に散々味わってきた職場での対人関係によるストレスや不安は全く感じなかった。

ウリ専の洗礼を受けた私は結果的に6年この仕事続けることになる。

ノーマルなサービスが5割〜6割。
その他はかなり癖の強い客が多い。
首を締めて気絶させてくれというお坊さん。
GLAYの歌を歌うと一曲につき10,000円くれる謎のコスプレイヤー。朝まで飲みにつれまわす女社長。

私はこの仕事をやったことについて一ミリも後悔していない。普通に生きていたら出会えなかった人に出逢えたし、社会のしくみについても少しは学べたと思っている。

勿論、性病の感染リスクもあるし違法な行為を進めてくる客も0ではない。

やるかやらないかはあなた次第です。

今回は簡単にウリ専の実態を文書にしてみました。今後、私の経験等を発信していけたらと思います。

これからもどうぞ宜しくお願い致します。