写真家の背中

私は写真に関して誰かに師事した事はなく、(スタジオバイト経験なら少しあるが)スタジオアシスタントの経験も無い。作品は、アンセル・アダムス、植田正治、ジャンルー・シーフ、マイケル・ケンナの写真集から学び(つもり)、その他はまるっきり独学である。

昨年、今年と写真家の大先輩/相原正明氏のオーストラリア遠征に同行させていただく機会を頂いた。合計で44日間。撮影の現場は40日間。もちろん、自分も写真を撮らせてもらうが、これは「ごっちゃん写真」だ。彼が私に見せたものの情報量は膨大で、撮影に至るロジスティックスのあり方、顧客へのプレゼンテーションのスタイル、撮影の視点や時間配分、トラブル時のスケジュール変更の判断、集中とリラックスのリズム、間違い電話(奥様へかけたつもりがクライアント様だったw)のごまかし方にまで及んだ。
すべてを自分ができるわけでもないにしても、「何が重要か」は理解できたと思う。
副産物として、
同じ現場に立った時に「相原さんが何を狙うのか?」の80%くらいは予想できるようになった(笑)もともと、観察(情報を得ること)と分析(戦略情報にすること)は得意なのだ。

オーストラリアという被写体は広大で、どこを撮るのか?という基本的な事であってもサッパリわからない。どこをとっても絵になる場所だし、もっとすごい風景もきっとある場所、広すぎるのだ。つまり、知ることがとても重要で、ネットで検索してちょちょいって場所ではない。本来の風景写真とはという基本的な部分にまで事実として理解させていただいた。

機会を頂いた PANASONICの関係者の方々、相原正明氏に御礼申し上げます。


Panasonic LUMIX GH5

Panasonic LUMIX G9Pro
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH

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