見出し画像

『UXリサーチの活かし方』ができるまで|企画編

こんにちは!スマートバンクのUXリサーチャー、Harokaです。
11月11日に『UXリサーチの活かし方 ユーザーの声を意思決定につなげるためにできること』を出版することになりました🎉

おかげさまで、告知初日にはみなさまに知っていただけることとなり、「予約したよ!」という嬉しいお声も多数いただきました😭
また、Web開発、Webデザインなど複数のカテゴリで売れ筋ランキング1位をいただくこともでき…感無量です😭本当にありがとうございます🙇

発売まで約1ヶ月。
ご予約いただいたみなさまに楽しみにお待ちいただけるように、発売日まで毎週水曜日に『UXリサーチの活かし方』執筆裏話noteを出していきたいと思います☕️


物語はロイホから始まった

弊社同僚のputchom sanがデザイン読書日和で自費出版した話を聞いたのがきっかけでした。

👨「はろかさんも本出したらいいじゃないですか、絶対売れると思う」
👩「ほんまですか〜ははは」
👨「いや、売れると思う、自分だったらはろかさんがこれ書いたら良いっていうイメージがある」
👩「マジですか!それは聞いてみたい!やりましょう!編集会議!」
👨「やりましょう!!」

というわけで、ロイヤルホストのモーニングビュッフェを食べながら話をしました。時は、2023年11月23日。

パンケーキをたらふく食べて幸せでした

ちなみにモーニングビュッフェ実施店舗は都内だと八丁堀店、東新宿店でして、朝から大変幸せな気持ちになれるのでおすすめです。

当時考えていたのは、「入門書は一通り読んでみたが、それをどう組織で運用したらいいんだ?」という問いに答えられるような本になるといいな、ということ。putchom sanからも「やってもらう、じゃなくて一緒にやる」スタンスをどう作るか、現場で生きる実践知がたくさん載っているといいね、と話していました。

モーニングを食べながら整理した構想
一番はじめに考えた章立て

いち会社員の活動が本になる?!本の執筆が決まった日

2023年12月10日。
ちょうどこの日、ユニーリサーチ様のイベントに登壇していました。

登壇に合わせるかたちで、所属するスマートバンクのリサーチカルチャーブックを公開。

リサーチカルチャーブックは、基本的には新入社員の研修で用いている資料で、スマートバンクで行っているリサーチ活動への想いや内容を具体的に紹介したものです。

最近では、X Design Forumにてリサーチカルチャーブックについて発表しています。登壇記事があるのでよろしければご覧ください。

第12回 Xデザインフォーラム「カルチャー x チーム x デザイン」(2024年9月1日)

さて、当時リサーチカルチャーブックは有難いことに多くの人に見ていただくこととなり、「会社のSlackで共有したよ!」とか「どうやって作ったか聞かせて」などポジティブな反応をいただけました。

そんななか、ひとつ驚くべきお声がけがありました。

MIMIGURIの小田さんから「これは本にすべきと思った!編集者さんに声をかけるね」と出版の打診をいただいたのです。

出版社の方、興味持ってくれました!!!
翔泳社の方(僕の本の編集をしてくれている方)なのですが、お繋ぎさせていただいても良いでしょうか!

ご自身の編集担当さんを紹介してくれる??本にする???

新手の詐欺か…?!(失礼)と思ったくらい本気で戸惑いましたが、チャンスが来たら四の五の言わずに思いっきりバットを振る人生です。

直感で「はい!書きます!」とお返事しました。

翔泳社の編集担当さんと初回の顔合わせでお話したのは、以下。

  • どんな事が書けるか?

  • これまで出した記事はどんなものがあるか?

  • 継続的に書けるか?

  • 記事はどれくらい読まれているか?…etc

本を書くに当たって、心から書きたいと思うことはあるか、これまでも文章を書いてきたか?といったことを尋ねられている気がしました。一通り話をお聞きした後で、最も心配していたことをお尋ねしました。

「私はただ現場でリサーチしてただけで、アカデミックな知識や教科書的なことは恐れ多くて書けないです…。それでも大丈夫でしょうか……?」

「教科書的な本はたくさんあるかもしれません。でも、はろかさんが書く本は、それとは違うからこそ、出版する意味があるんです。現場でやってきたことを余すことなく書いてください。」

いち会社員が本を書くことになるなんて……!😳
当時は半信半疑でしたが、現実味を帯びてきました。

すぐさまputchom sanに連絡したところ、「編集担当は卒業します!本物の編集担当さんについてもらってください!!」と快く送り出してもらいました。

本当にたまたまなのですが、この時、手元にロイホで整理した章立て、構成があったからこそ、とても話が早く進みました。
(どこから何のお話が来るかわからないものです。何か本を書いてみたいと思われたら、荒削りでも良いので章立てを書いておくことをオススメします🤝)

編集会議を経て、いざ執筆へ!

本を執筆するまでに、編集担当さんは企画書を書き、社内の編集会議、企画承認会議の2つのステップを経ます。これらが通過出来たら執筆スタートとなります。

章立てを編集担当さんのお力も借りつつ決めていきます
編集会議に向けたやり取り。タイトルもこの段階で仮決めします

章立ても早々に決め、最短で編集会議にのせていただきました。

編集会議通過👏

章立てにいただいたフィードバックと調整を経て、企画承認会議にかけてもらいました。一発で通ることはほぼありません、と聞いていたのですが….

2週間のスピード企画になった….って…..?!?!?!😳

本当にたまたまだと思いますが、どちらも一発で通りました。(どんな魔法を使ったの……?)

2023年12月26日。
クリスマスの翌日から、私の執筆生活が幕を開けました。この先、とんでもない壁がいくつも待ち受けているとは知らずにーー。

今回、執筆にあたり、リサーチャーの友人何名かに声をかけて、サポートという形で関わってもらいました。
Slackにお呼びして、今日書くことを宣言し、書き続ける…といった執筆スタイルをとったこと、その中での気づきを次回noteではご紹介したいと思います💐

ではまた、次の水曜日にお会いしましょう👋

いいなと思ったら応援しよう!