浜松で見た景色は城下町を抱えるマチに必要な景色だった件
静岡県浜松市。人口17万人ほどの都市で、浜名湖が有名。大河ドラマ「井伊直虎」の舞台にもなった。最近、僕の中でここがブームだ。YAMAHAの本社やローランドなど、音楽関係の会社も多く、浜松駅には誰でも弾けるピアノが置いてあるのだとか。そしてなにより、人があったかい。
インディースアーティストを支える拠点でもある
浜松はインディースのアーティストを支える拠点でもある。少し郊外に出ればライブハウスもある。名古屋へもほど近い、浜松駅での路上ライブも寛容なのだそうだ。そして人が温かい。
ファンまではいかないが、奥山尚佳というアーティストがいる。浜松出身の彼を見たのは地元可児市だったと思う。ギターを趣味にしている家内が可児のヤイリギターへ習いに行っている縁だった。
彼のギタープレーは魅了される。今までギターはアーティストの副産物だと思っていたが、彼のギタープレーはその音色を最大限奏でているのだ。
そしてその土壌を育んだのは間違いなく浜松という土地だ。
浜松城はまちがいなく市民のためのものだった
歩くことを目的に整備された浜松城下、なによりも驚いたのは、広大な駐車場が何と無料で使えること。300台は止めることができるだろうか?公共の駐車場なのに無料で開放している点は驚き以外になにもない。
また、浜松城の公園内にはスターバックスがあった。
森の中に佇む様に建てられていて、景観を損なわないようなモダンな作りになっている。まるで「以前からありましたよ~」と背景に溶け込んでいるかのようだ。
公園内には写真のようにあちこちで楽器を楽しんでる人がいる。さんぽで通行人が足を止め、聞き入ることもしばしば。浜松が音楽の街と漂母しているだけあって素敵な空間に素敵な音が広がるのだ。
とにかく人が行き交う公園になっている浜松城。何度でも訪れたいスポットだと言える。また、犬山城の様に人混みに溢れていないところもいい。静かに森の中で本を読むことも、スタバで仕事するのも、城内のベンチで音楽を楽しむのも、全て寛容に受け止めてくれている。
犬山城下で音なんか鳴らした日には、どこからともなく苦情が来るのに、である。浜松という温暖な気候がそうさせるのか、それとも犬山の量見が狭いのかはわからないが、もし地元で何かしら起こしたいのなら、じっくりと浜松を歩くのもいいのではないだろうか?
さわやかに触れなければイケないと思う
静岡県内にはさわやかというハンバーグ専門店が展開している。ここを知ったのは前職の出張時。磐田市への工事の帰りだったとおもう。どうしてもお腹が空いたので同僚と入ったお店がさわやかだった。
お肉を食べることの少ない我が家だが、浜松へ行った時はここで夕食を取るようにしている。ブロンコビリーみたいだといわれるが、圧倒的に違う。質が高い。店員も味もクオリティーが高いのだ。
ガラス越しだが、ハンバーグを焼いている作業を見学できる。今でこそこの様なパフォーマンスは多いが、さわやかは静岡県内に展開する当時からこのスタイルを貫いている。だからお客さんも信頼しているのだろう。
当日は僕ら家族の他に店内ほぼ満席。17時頃に伺ったのだが、少し早い時間でも店内は多くの人が楽しまれていた。また、19時意向は必ず並ばなければ入れない。それでも、並んででも食べたくなる名店なのだ。
浜松をすこしだけ見習ってみようよ
個人の地域メディアが最近凄まじい勢いで急増している。僕の運営する「犬山さんぽ」も同様なのだが、個人クリエイターが足を使ってマチを紹介しているメディアが、食べログや企業運営のメディアの検索順位を抜き去って、圧倒的なPVを打ち出している。
むらきちさんの運営するMURAKIDSも同様。浜松のことばかり書かれている。犬山さんぽを始めた時、名古屋情報通を参考に始めて、とにかくシンプルに作り込んだ。むらきちさんのメディアも読みやすく、全て取材の上で記事化されているため信頼できる。
浜松へ遊びに行くならぜひ覗いてみてほしい。
最後に…
珍しくまとめてみる。浜松は土地柄か、本当に人が温かい。また、音楽の街だけあって、街中におとが溢れているかのようなマチだ。
犬山からもクルマで1時間半ほど。距離的に京都と大差がない。が、京都へ行って渋滞に巻き込まれ、フラストレーションを溜めるなら浜松でのんびりしたい。どうやら砂丘もあるようだし、次行く機会に観光を盛り込んで行ってみたいと思う。