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名古屋城の木造化、暗礁に乗り上げる…。

「木造化させて世界の名古屋城をめざす!」と、いつの市長選だったか声高に訴えていた名古屋城の木造化が暗礁に乗り上げたようだ。
記事の中には「市民の声を~」といった記述もあるが、それでも河村市長を選んだのは市民だ。ここまで走らせた責任も市民側にあるのではなかろうか?

時に、この様な文化財をどうこうする時には行政と市民と首長の温度差が気になる。市民は無責任までは言わないが、結構話が進んで、さて工事にかかるという段階で意見を出す。今回の名古屋のように民意よりも首長の感情が先に走り出すと、余計にたちが悪い。

市民側の意見として”「市民の合意がないまま突っ走ってきた結果だ」などと批判も相次いだ」”とあるがこれまで何度も説明会や理解を求める集会、ビラやキャンペーンを行ってきたはず。今更何を言ってるのか、意見や批判を出す側の無責任さも気になる。

名古屋城の木造化で一つ気になることがある。木造化にむけて、名古屋市は木造化用の木材をすでに購入して、予算からお金を支払ってしまっている。どれだけ期間がかかろうが、木造化の資材が購入済みなのだから、工事は進めたい。これは行政側の言い分だが、このまま立ち消えになるようではそれこそ予算の無駄遣いになるのではなかろうか?

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