フィンランド映画祭

現在六本木ヒルズで開催中（2017年11月8日まで）のフィンランド映画祭へ行ってきました。「MIAMI（マイアミ）」という作品を鑑賞させて頂きました。

＜あらすじ＞離れ離れに育った二人の姉妹の物語。姉のアンジェラはナイトクラブを周る奔放なショー・ダンサー。恥ずかしがりやの妹のアンナは小さな町のパン屋で働いている。父親の死後、不安が募るアンナはアンジェラを見つけ再会を果たす。魅惑的で自信に満ち溢れたアンジェラは彼女のツアーに同行するよう臆病なアンナに尋ね、二人の旅が始まった。アンナはアンジェラが過去からの苦悩を抱えていることなど知る由もなかった。旅は互いを必要としていたが、姉妹の絆が試される事態に直面する。監督はフィンランド映画界期待のザイダ・バリルート。彼女の他の監督作は「僕はラスト・カウボーイ」（フィンランド映画祭2010上映）、「グッド・サン」（フィンランド映画祭2011上映）がある。平和と安定を求めて葛藤する機能不全の家族を常に探求している。

北欧・森ガールブームで、空想的なオシャレなイメージの北欧も、実は凄く色々問題があるという現実が良く分かる映画作品。親の離婚、姉妹の友情、借金、タバコ、酒、雪。寒くて暗い冬があるフィンランドは、それが故の文化ですが、一方で暖かく明るいマイアミのような地に憧れていることも否定出来ません。現実の厳しさを何とかもがいて抜け出そうとする映画こそ、フィンランド人の心を打つのでしょう。
また、フィンランド独特の"多くを語らない"表現文化も映画でも垣間見れます。舞台も北極圏のラップランドから首都のヘルシンキにも渡り、湖、暖炉、ログハウス、ソーセージ、コーヒーといったフィンランドを象徴するアイコンが散りばめられているので、行ったことある方は逐次懐かしさを感じることが出来ます。
最後はレイキモッキが登場します。レイキモッキとは、フィンランドの子ども用の小さな小屋を庭に用意して、子どもが自分の世界で遊べるのです。

(出典：https://www.pinterest.jp/pin/461548661796631461/）

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〇ユーロスペースにて！フィンランド映画の知られざる傑作・名作を7日間限定で上映
アキ・カウリスマキ監督、選りすぐりのフィンランド映画６本
フィンランド古典映画の名作やカンヌ映画祭で受賞した吸血鬼映画、カウリスマキが敬愛する監督の作品やカウリスマキの盟友・故マッティ・ペロ ンパーの主演作などバラエティ豊かな６本です。そのほとんどが日本未公開、ユーロスペ ース以外の会場への巡回の予定はありません。
■■開催概要■■
会期：2017年11月25日(土)～12月1日（金）
会場：ユーロスペース 渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F tel.03-3461-0211
www.eurospace.co.jp
料金：一般1500円／大学生1200円／会員・シニア1100円／高校生800円／中学生以下500円
上映作品：
①『夏の夜の人々』4回上映
　　11/25土13:00 ｜11/27月13:00｜11/29水18:45 ｜12/1金15:30
　　監督：ヴァレンティン・ヴァーラ 1948年／66分／モノクロ／DCP
　　 11/25土13:00 ｜11/27月13:00｜11/29水18:45
②『白いトナカイ』4回上映
　　11/25土15:30｜11/28火13:00｜11/29水13:00｜12/1金18:45
　　監督：エーリック・ブロンベリ 1952年／68分／モノクロ／DCP
③『少年たち』３回上映
　　11/25土18:45｜11/29水15:30｜12/1金13:00
　　監督：ミッコ・ニスカネン 1962年／100分／モノクロ／DCP
④『労働者の日記』3回上映
　　11/26日13:00｜11/28日15:30｜11/30木18:45
　　 監督：リスト・ヤルヴァ 1967年／87分／モノクロ／35mm
⑤『ラプシーとドリー』3回上映
　　11/26日15:30｜11/28火18:45｜11/30木15:30
　　監督：マッティ・イヤス 1990年／101分／モノクロ／35mm
⑥『僕はラスト・カウボーイ』 3回上映
　　11/26日18:45｜11/27月15:30｜11/30木13:00
　　監督：ザイダ・バリルート 2009年／123分／カラー／35㎜
■上映スケジュール
11月25日（土）
13：00 ①夏の夜の人々
15：30 ②白いトナカイ
18：45 ③少年たち
11月26日（日）
13：00 ④労働者の日記
15：30 ⑤ラプシーとドリー
18：45 ⑥僕はラスト・カウボーイ
11月27日（月）
13：00 ①夏の夜の人々
15：30 ⑥僕はラスト・カウボーイ
11月28日（火）
13：00 ②白いトナカイ
15：30 ④労働者の日記
18：45 ⑤ラプシーとドリー
11月29日（水）
13：00 ②白いトナカイ
15：30 ③少年たち
18：45 ①夏の夜の人々
11月30日（木）
13：00 ⑥僕はラスト・カウボーイ
15：30 ⑤ラプシーとドリー
18：45 ④労働者の日記
12月1日（金）
13：00 ③少年たち
15：30 ①夏の夜の人々
18：45 ②白いトナカイ
主催：ユーロスペース
共催：Finland 100 Program、Midnight Sun Film Festival
協賛：フィンランド大使館、フィンランドセンター
協力：トーキョーノーザンライツフェスティバル実行委員会、フィッカ

〇トーキョーノーザンライツ

毎年1月に開催される北欧映画の一週間。

　　　　公式ホームページ　http://tnlf.jp/

〇みゆき野映画祭in斑尾

毎年2月に開催されるスキー場で雪のスクリーンに上映される北欧短編映画の映画祭。長野県斑尾高原スノーシアターにて、2018年2月17日開催が決定している。

　　　　公式ホームページ　http://miyukino.snowcollective.com/

〇フィンランド映画祭

毎年この時期に開催される映画祭は、フィンランド人による作品選定で好評を得ている。

　　　　公式ホームページ　http://eiga.ne.jp/finland-film-festival/