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すれ違い 3  

拗ねてしまって、もうお土産は取りに行かないと宣言していた夫。

しかし、やっぱり取りに行った方がいいかと思い直したのか

仕事の後、再びホテルへ行ったそう。(えらい)

ここでおかしなことが発覚

フロントに「渡してください」とわたしたちが預けていた夫の姉とエレナさん夫婦宛のお土産の袋がフロントにまだあって彼らに渡っていなかった。

フロントに預けてると伝えたはずなのに、彼らは持っていかなかったのだ。

なぜなら、エレナさんの夫の名前はピーターではなかったので渡さなかったとフロントの人が言ったそうで。

え、ええ?どういうこと?

ホテルの予約はピーターなんちゃらじゃなかったのかい。

エレナさんの夫とも夫はテキストや電話でもやり取りをしていたのだが、ピーターという名前だった。エレナさんからも彼女の夫の名前はピーターだと教えてもらっていた。

なのに、どうして?

夫の姉からのお土産もフロントに預けられていて、それにはクリストファー氏からとメモが貼られていたのだ。

え、ええ〜?

夫は視力がとてもいいので、私たち宛のお土産にすぐに気づいて(その袋には姉の手書きで夫と私の名前がフルネームで書かれていた)預かりメモを認識、それは私たち宛のものですとホテルマンに伝えて、クリストファーさんから預かってたものですと言われ、そうそうクリストファーですと夫も合わせてお土産を受け取ることができたのだった。

私たちが預けたお土産はピータさん宛でお願いしてしまったので、ホテルの人はクリストファーじゃ名前が違うから渡せないとなったようで、結局夫は預けていた彼ら宛のお土産も一緒に回収。

どうしてそうなる? なぜ違う名前なの?

クリストファーがファーストネームで、ミドルネームがピーターなのだろうか?

夫もファーストネームとミドルネームがあって、普段はミドルネームを通名にして暮らしてる。 でも、パスポートでフルネームになるとファーストネームが先に来るから、全く違う名前で始まる。

何かそういう誤解があったのだろうか?

それにしたって妙である。

それとも荷物が嵩張るから持っていきたくなかったので、クリストファーと名乗ったのか?(と夫は勘ぐっていた)そもそもピーターでやりとりしているのに、なぜ別の名前を使うのかよくわからない。本当にお土産を受け取りたかったら、クリストファーと名乗るのはちょっと変な話で、私たち宛のお土産を預ける時もなぜクリストファー? 

私たちにはピーターと伝えているのに。。。。

私は一緒にホテルに行って状況を直接確認したわけではないので、いまいち状況が掴めない。

とにかく一体どういうことって感じだった。 
いずれせよなんか変だよね、おかしいねって、二人して首を傾げた。

夫はすごく憤慨してて、せっかくお土産も用意したのに結局持っていってもらえず、何回もホテルに赴いたことや、この出来事が奇妙で、ちょっと変だったので、それに気分を害してああ〜最悪と呟いていた。

このことがきっかけで以前他のイギリス人同僚とのやりとりでも夫が傷ついてしまったことがあったことを初めて知ることになった。イギリス人ってプライドが高くて意地悪なところがあると夫が急に愚痴ったのだった。(苦笑) 詳細は聞かなかったけれど、とにかく何か嫌な思いをしたようだった。

そうだったんだ〜。 大変だったんだね。 

以前の自分だったら夫の感情に巻き込まれて影響されて、一緒に私もなんだかなぁ〜って気分がかなり下がっていたと思うのだけれど、今回は一瞬なんだかな〜と思いながらも、遠巻きに見てる自分もいて、とにかく相手とことごとくずれまくってて、波長が合わない。もうそれだけのことなのかもしれないし、一体これって何なんだろうとも思ったりもした。

誰かとの関係で、もつれたり何かある時というのは必ずと言っていいほど、過去生でも似たようなことが起きていたり、その時お互い理解しあえないまま終わってしまったから、次回はこうしましょう、ああしましょうってお互い計画していて出会ってたりするので、仮に嫌なことが起きても、それも魂の成長のためのお互い学びのプロセスだったりして、実は想定内で、何かしら意味があって出会っていたりする。 だから、今回のこの混じり合えない感じもなんかあるのかなと思ったりしている。

それでもなんとか義理姉からのお土産は無事受け取ることができて、てっきり夫宛だけにお土産があると思っていたのが、私にもちょっと早いクリスマスプレゼントみたいな感じでスコットランドのチェックのマフラーが袋に入っていって、もうすぐ誕生日だったので、とっても嬉しかった。ちょうどいい誕生日プレゼントとも言えるかも。(この記事は11月に下書きしていました)お姉さん、優しい。いつも本当に優しい。

せっかくお姉さんからプレゼントを頂いたので、イギリスへお土産を送ろうかと私が言うと、夫は「もういいや、私たちで食べましょう」って怒っていたけれど、翌日になって怒りが冷めたのか、やっぱりイギリスのお姉さんのところへお土産を郵便で送ろうかと言ってきた。(よかった)

夫と義理姉の間には訳あって冷たい空気が二人の間には流れていたのだが、最近になってやっとちょっとは話ができるようになってきて、お姉さんの方はもうそんなに夫に対してわだかまりはなく、私たちにとっても会いたがっているということを知ったのが今年の夏だった。

久しぶりに夫の姉と直接お話しできて、私も嬉しくて、彼女は私にもすごく会いたがっていた。  夫の方が何かわだかまりのようなものを抱えていた。 それが少し溶けてきた感じがあって、今回のこのお土産騒動でまたちょっとピリついてしまったけれど、お土産送ろうって思ってくれてホッとした。

夫は義理姉とは細かいやりとりはしていないようだったので、フォローしようと思って、一応義理姉に私からも今回の状況をさらっと書いてメッセージを入れたら、もう全然気にしないで彼らはただの隣人だからと、お土産も送らなくていいよ。送料かかって大変だろうから全然大丈夫よ〜と返事が返ってきたのだが、その返事が来る前に送ってしまった。 

もちろん隣人さんの分のお土産も一緒に。

いつかイギリスへ行った時にその隣人さんと対面して挨拶することがあるのだろうか。。 

どんな人たちだったのだろうとちょっと気になる。

名前のことが本当、謎だけど。。。
その謎もいずれ解ける時が来るのだろうか。 

イギリスへまた行きたいな。

今度はお姉さんたちに会いに。

今年6月娘が撮影したロンドンでの1枚


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