おかえり、森の世界へ
「自分の感情と感覚を大切にする文化を広げたい」
こんなタイトルで自分がクラファンをする日が来るなんて‥
私は昔から、感情をなかったことにするのが得意だった
自分ですら、何を感じているのか、何をしたいのか、まったくわからなくなるほどに
感情を大事にするのが苦手。
中高生の時は”感情とかいらん、わたしに感情はない”って本気で思ってたし(中二病ってやつなのかな…)
いまだに、自分が何を感じているのかわからなくなってしまう時がある。
特に、周りに人がいる場合
○○さんの方が大変そうだから、わたしは大変だって気持ちはしまっておこう
とか
わたしの残念さや虚しさはどうせ伝わらないだろうからなかったことにしよう、捉え方次第!
とか
ほとんどの場合、そんな思考を挟まずに
その場に一番適した(と自分が思っている)振る舞いが出てきて
それによって場が安定したり、誰かが喜んでいたりすると
”よかった”ってほっとする
「大人って、生きるってそんなもんだよね」と、自分を檻にしまい込んでしまう
あとから、自分のないがしろにしていた部分が暴れだして
結局その時には周りに助けてくれる人なんていなくて
ひとりで自分の感情と向き合う
ということを繰り返してきた
正直、「自分の感情と感覚を大切にする文化を広げたい」という言葉は
自分自身が感情と感覚を大事にしてもいい居場所が欲しい、ってことなんじゃないか
とすら思っている
『自分の感情を表現すること、優先することは
場の空気を乱したり、誰かを傷つけることに繋がる』
わたしの中に形成されている呪いのようなこの感覚は
少しずつわたしのイキイキさを奪っていく
誰にも聞こえないように息をひそめて
誰にも気づかれないように生きていく
そうやって生きていく…
この先もずっと…
*
*
*
そう思ったときに内側から湧いてくるのは
『いやだ!!!!そんなはずない!!!』という声。
『誰もが感覚や感情を大切にして、それを表現した先に愛と調和の世界が広がっている』という世界を信じている自分が
心の深い深いところに生きている。
まだ、生きている。
そのちいさなちいさな火は
いつの日か世界を照らす役目を全うするために
必死に灯り続けている
きっと
『自分の感情を表現すること、優先することは
場の空気を乱したり、誰かを傷つけることに繋がる』
という呪いは
この小さな灯が消えてなくならないように
風や雨から守る鎧だったのだろう。
まだ、力がないうちに、なにかに傷つけられないように
守ってきた言葉だったのだろう。
いつしか、その鎧を通して見える世界が
この世のすべてであるように感じてしまっていた。
見たい世界は内側に息づいていることを忘れていた。
けれど…
わたしはまだ、信じている
誰もが感覚や感情を大切にして、
それを表現した先に愛と調和の世界が広がっていくことを。
そして、それを実現する方法が世界にあることを知っている。
*
自分自身の感情をちゃんと大切にすることって
面倒くさくて大変だ
誰かのせいにしてしまったほうが楽だし、
なかったことにするほうが”賢い”
でもね、
森を見てみてほしい
森の中にはなかった方がいいものなんてひとつもなくて
誰かのせいで生を放棄している存在なんてひとつもない
全部が必要で
全部が大切で
全部が全力
それでいて、全体が循環していて調和している
そういう世界が広がっている
(よくわからねぇぜ、って人は
一度、森に足を運んでみてほしい
ぜひ一緒に行こう、そういうリターンもあるよ)
長い地球の歴史の中で
すべては巡りの中で生きている
人間だけが例外なんてこと、あるはずない
そんな視点に立った時に
森の中で繰り広げられていることは
人と人との間でも起こりうるんじゃないか…
と希望を抱きたくなる
この希望は、長い地球の歴史の中で
ずっと多様ないのちを育み続けた森が教えてくれるもの
”人と人との間に森のような関係性を”
森の中では、それぞれがそれぞれの命をただ全うしているだけで、全体が循環し、また調和しています。
そんなふうに、人と人との関係性のなかでも、自分自身のいきいきさを全うした先に、自然とおこる与え合いがあるのではないか。
その先には自分だけ得をして、誰かが犠牲になるような世界ではなく、自分を大事にできる分だけ、大事な誰かを大事にできる関係性があるはず。
*
*
本当は、もっとわかりやすい言葉でこのプロジェクトの意義や社会貢献度を伝えたり、
リターンのすばらしさについて語るのがセオリーなのかもしれない
初日から、謎の自白と抽象的な持論を展開して
どうかしちゃってるんじゃん?って思う自分もいる
いや、どうかしちゃってるね
けど、”これを表現したい!!!”と内側から湧いてくる衝動を止められなかった(笑)
いきいきさを全うした先に…
さぁ、どんな世界が待っているでしょう。
12/17の終了日まで、ぜひこの物語を一緒に楽しんでください🌱