制作のきっかけ
今日は茅野嘉亮のセカンドフルアルバムの制作のきっかけのお話。
2019年の夏が終わる頃、妻の病が発覚し、長期的な入院も決まり、1月に治療的にもピークを迎えました。
(妻の体調の話なので詳細は割愛しますね。)
僕には娘が二人います。当時小学校2年生と、1歳半前後くらい。
仕事と家事、育児。それと妻の入院のサポートで病院を行ったり来たり。
(僕は、音楽以外に、車屋さんでも働かせて頂いてます。ざっくり説明しますと、ワゴニアという車や、アメリカのモーターホームをメインに扱う車屋さんです。詳しくはまた今度。今日は、とても楽しいです、とだけ書いておきます。)
当然の事ながら、妻が心配で、特に体調の悪そうな日は、心配で何も手がつかないくらい、僕も、ぐったりしてしまいました。
そんな中、ドラマーの工藤明くんが家に晩ご飯を作りにきてくれました。
写真が工藤くん。かっこいいね。
僕は、妻の病気が発覚してから、全てにおいて、どーしよーと、ジタバタしてました。
音楽の仕事も、もっと増やさないと、と思って色々考えました。
考えても、考えても、僕は数年間、自分の音楽の活動が、ほぼできていなかったので、これじゃあダメだー。と思い、落ち込みました(笑)
(トランペッターとしては、もちろん仕事をさせて頂いてますが、僕は音楽の仕事において、自分の音楽を作る事が、自分のメインの仕事だ、としております。ゆるぎません。)
じゃあ自分の作品を作って、まずは活動を再開しようと、考えました。
活動も全然していなかったので、仲間も会ってないし、協力して頂けるかもわからないし、こんな家族が大変な時に作れるのか、色んな不安がありました。
(制作に関しての詳細はまた今度。)
さて、
ドラムの工藤くんは高校の吹奏楽部の後輩。(歳が離れているので学校で、かぶってはいません。)
今やバリバリと活躍するプロのドラマーですが(工藤くんについてはまた詳しく書きます。)、そんな事もあって、工藤くんが高校生の時から、仲良くしてくれる可愛い後輩です。
そんな工藤くんが、茅野家に晩ご飯を作りに来てくれた時に、ちらっと音楽の話をしてみました。
工藤くんは
「お金とかいいので、何かやりましょう」
と言ってくれました。イケメンすぎる。
(もちろん少ないながら、お支払いしましたよ。プロですからね。)
この時の僕には、本当に本当に嬉しい言葉でした。
(活動出来てない間、0を1にする事は、本当に大変だったんですよ。あー本当に大変だった。)
「協力してくれる人がいる!
じゃあとにかく工藤くんと何かをしよう!
ウジウジしてたけど、作るかー!
ここしかない!」
と思って制作をしようと、心に決めた訳でありました。
2010年にファーストアルバムをリリースしたので、なんと10年ぶり!
続く
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