ねこがきた ③全貌現る
庭にいるのが猫である、ということがわかって、
にわかに気になり始めたこの頃、
世の中はコロナ禍の一年目、私の音楽教室の仕事もリモート中心の状態でした。
家にこもっている時間が今までになく長く、それが結果的に猫との出会いを引き寄せたのだと思います。
私は、上の写真のように、気晴らしに庭の見えるところで練習するようになり、偶然にも、この窓の足元のラベンダーの藪に猫は潜んでいました。
この写真を撮った時には、まだ、そんな場所に猫の秘密基地があるとは気付いていなかったのですけれど。
そして、ついに全身を現した猫を、この窓から慌てて撮った写真が、記念すべき最初の一枚です。
ピンボケですけれど、茶色い小さい猫、しっぽが縞々、ということはわかります。
この日の写真はこのピンボケ一枚だけ、たぶんサッと姿を隠してしまったのでしょう。
猫とどう向き合ったらいいのかわからない私と猫との距離感が、このピンボケに表れているようにも思えます。
🐈⬛つづく
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