今更ながらフリーBGMサイトを作ろうと思った話し
AIによる自動生成が巷にあふれ始めようとする時代が目前まで迫った2023年の今、なぜあえてフリーBGMサイトを作ろうとしたのか、自分の考えをまとめてみました。
なぜ作ろうと思ったのか?
自分が作った曲を知ってもらう際に、「このサイト見てね」と言えるような自分のHPがあると便利だなと思ったからです。
また、モチベーションを向上させるためというのも大きいです。
Audiostockを始めて2年以上が過ぎました。2年で計200曲作ってきて、Audiostockからいただく報酬も段々と増えてきました。
これまで続けてこられたのは、単に曲を作るのが好きであるということに加えて、報酬をいただくこともモチベーションになっているのは間違いありません。
報酬に関する記事はまた別途書きたいと思いますが、フリーBGMサイトでも広告収入が入るとモチベーションに繋がるのではないかという魂胆からチャレンジしようと思った次第です。
ところで、この記事を書いている間に、Audiostockの報酬率が今年の8月に変わるというお知らせがありました。
これまでは単品購入実績のみ報酬率の計算の元となっていたところ、定額分なども含めた売上実績になるようです。ただ、新規販売用作品登録数による報酬率の加算がなくなるのは、モチベーションの低下になりそう・・・
目標設定は?
自分のHPを持つことで指標を設定し、その指標をクリアしていくことがモチベーションとなると思います。
現時点でAudiostockはダウンロード数に応じた報酬額はわかりますが、ダウンロード数がいまいち分からないんですよね。
そういうこともあり、比較することはできませんが自分のHPからのダウンロード数も重要な指標となるかと思います。
ただ、自分のHPからダウンロードされたことがそのまま報酬に繋がるわけではありません。広告表示が重要になるでしょう。
最近は単に表示されただけでは広告収入にはなりにくいということでもあるので、そのあたりどうなるのか?
ちょうどエックスサーバーのキャンペーンがあり、2月から3年間レンタルサーバー契約をしてしまいました!(3年間が最もキャンペーンの適用率が高かったので・・・)
まずは3年間のうちに、サーバー代だけでも広告収入で賄えるサイトにしたいと思います。これが第一ステップとなります。(応援いただけますと幸いです。)
どんなジャンルとするか?
私のフリーBGMは、
・ゲームミュージック、とくにオープンワールドRPGの世界観に合うBGM
・シネマチックBGM
・ヒーリング系
を主に取り扱っていこうかと思います。
需要があるのかどうかわかりませんが・・・
フリーBGMのサイトはすでにいくつもあり、参考に色々と他のHPを聞いてみましたが、あまりこのような音楽に特化したサイトは無かったように思います。(単にリサーチ不足?)
自分の好きなジャンルをこれからも作り続け、かつ利用いただけると嬉しいですね。
時期は適切か?
AIが音楽を作るような時代となってきました。これは私のような作曲をする者にとって正直脅威です。
ただ、いくつかのAIが作るBGMを聞いてみたところ、どうしても微妙だなぁということと、AIによる音楽生成サービスの収益化モデルに気が付いたので、人間の作曲家もまだまだいけると思いました。まだというのは、とりあえずこの先2~3年くらいはということですが、それくらいの間であれば人間の方がよい作品を作っていけると思います。
これからのクリエイターは、AIに学習させる作品を作り、人間らしさの部分を売って報酬を得るなんてこともありそうです。
AIが作った曲には人間には聞き取れないようなタグを音楽データの中に埋め込んでAI作品であることを保持することになるかもしれないので、AIに作らせた曲は採用されないという仕組みとなるのでは?
そんなAI時代に突入したということもあって、単に音楽を作るということ自体は特別でもない時代となりました。フリーBGMサイトの旬も過ぎた感があるこの時期に、個人としてサイトを持つことがどれだけの意味を持つのか、まったく見当もつきません。
しかし、今の10代から20代の若い世代がAIで曲を簡単に作るようになった場合、生身の人間が一から音楽を作るという術を保てるのでしょうか?
そんなことを言いながらも、私が作る曲の音源は主にオーケストラ音源であって、もとの音は人が弾いた楽器の音を録音したものですが、実際にオーケストラが演奏しているわけではありません・・・
この過渡期が今後どのような変遷をたどっていくか、技術の発展を見守りつつ、私は私で自分のHPを運用していきたいと思います。
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