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クリスマスに異国の祈り②神戸ムスリムモスク



クリスマスにミサへ行ってみようと思い立ち、せっかくならイエスの生誕を祝う日にと12月25日に神戸の教会へ出かけてみることにしました♰

今回ピンときた場所は神戸カトリック中央教会。神戸異人館のそばにある教会です。


国籍や文化が多種多様でカオス気味の北野エリア。久しぶりに来てみて、海外旅行のような気分になりました。

神戸は平安時代の頃から貿易地として栄えたため、異国の文化が色濃く残る街に発展しています。いろんな国のいろんな文字に食べ物に。外国が外側じゃなく内側にあるような街並みから、港町の他国に対する懐深い歴史に感心しました。



到着後、教会へ向かう途中に美しい建物が。
看板を見てみると何やらモスクと書いてある。。

綺麗だな~と周囲を見回していたら、係の方が快く迎え入れて下さいました^^



おそるおそる、お邪魔しまっす|ω・))

こちらは神戸ムスリムモスクという寺院で、戦争と震災を耐え抜いた歴史あるモスクだそうです。受付の方が写真を交えて丁寧に教えて下さいました。服装や時間帯にさえ気を付ければ、男性は1階、女性は2階から礼拝堂内を自由に見学させて頂けるそうです。

海外でイスラム教の方々がお祈りをされている姿を目にしたことはありましたが、こうしてモスクに立ち入るのは初めての体験です。


ご説明を頂いた後、階段を1人昇り どきどき…。


礼拝堂への大きな扉を開けると、そこは黄色いガラス窓から差し込む光が柔らかな空間で、真摯にお祈りされている方が数名居られました。

自分はなんだか場違いのような、しっくりくるような。どこに立てば良いのかどこに意識を向ければ良いのか。いろいろさっぱり分からないけれど、何故だかすごくときめく。挙動不審ながらに息を整え、静かに見学させて頂きました。

お寺とも神社ともまた違う気配。大きく通じるものは有れど、“御祭神がここに”というよりも個人個人が祈りを通して神聖さと向き合う、まさに“祈りの場”のように感じました。神域にもいろいろな形があるのだなと感覚が拡がります。

聞こえる音も壁面の文字も馴染みは薄いはずだけれど、どこか懐かしさが香る空間に人々の祈りをひしひしと感じることができました。



持論ですが“百聞は一見に如かず・百見は一触に如かず”。その場の空気に触れるということはエネルギーを分け合うということ。自分とその場を同期するということだと思っています。異国の祈りを肌で感じながら、自分に必要な何かを満たすようなありがたい時間でした。


次回は神戸カトリック中央教会へ続きます❀



(こちらの記事は2022.12に別サイトにて記したものを転載しております)



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