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才能って
そんなに大それたものでもなく
ギラギラに華やかでもなく
生きる中で
ちょっと多めに
褒められたことだったり
自然とやってて
ちょっと多めに
喜ばれたことだったり
そんなことだったりするんだろうと思う。
本当に必要なものはもう
溢れんばかりに
持っていると思う。
母校の最寄り駅で電車を待っている時、
後ろに並んでいた就職活動中と思われる
女の子たちの会話が聞こえてきました。
(こっそり聞いてごめんよ)
伝わってくる気配は暗く、
「とりあえず事務か」
「お金がもらえるか」
「採用されやすいか」 云々。。
若者よ!大志を抱け!
…とは、咄嗟に思えなかった。
何故なら何年か前、
私自身もこの駅で同じように暗い顔をして
同じような会話をしていたから。
いくら才能特技を棚卸ししてみても
光るものは見当たらなくて
思い描いてた未来は
学内ボードに張り出される紙切れの中から
選ばないといけないのかと失望して
これが現実かと
気鬱に電車に揺られていました。
ああ、わかるよ。
ほんとにわかるよ。
心底思いました。
あの子たちが
“今”何を選んでいくかは分からないけれど
きっと経ることを経て
また道を決める時が来るんだろう。
どんな道でも場所でも、
自身が持っているたくさんの静かな才能を
どうか大事にしてあげてほしいな。
そして生きることがどんどん輝くといいな。
直接伝えることはできなかったけれど
そんなことを願いながら
こんな絵を描きました。
🎨
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