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東京女子図鑑から感じた”孤独”について【成功したければ孤独になれ!はウソ⁉】

こんにちわHaruKiです。
今日は最近見たドラマ「東京女子図鑑」から感じたことについてつらつら語っていこうと思います。

アマプラ会員限定ドラマってこともあるので、最初にドラマのあらすじとかを。

1、都会に夢見る秋田女

水川あさみさんが演じる、主役の綾は秋田出身秋田育ち秋田大学卒業。
そんな彼女、高校生の時には都会に強く憧れ、自分が住む秋田には魅力がないと思っていました。

東京が羨ましい

彼女は都会を純粋に憧れ、迷うことなく就職で上京しました。

ちなみに、上京したての綾は”ブサイク”です。
決して水川あさみがブサイクとかでは無く、最初は本当にダサいを際立たせています

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このシーンは社会人で東京に乗り込んで意気揚々の綾です。
その前髪、なんか違和感あるファンデーション、謎の巻髪、おばさんが好きそうなピンクシャツ。

そんな綾が東京で暮らし、仕事、恋愛、人間関係を通して見た目も心も成長をしていくドラマです。

ちなみに、彼女の母は東京の御徒町出身、東京育ち、銀座が遊び場だった現秋田暮らし、といった皮肉っぷりです。

2、街と共に揺れる”価値観”、強欲田舎女のアラフォーまで

下からはちょっと長めにドラマを要約してます。
もしドラマ観た!とか、本題にしか興味が無い方は、
=====の間は飛ばしても構いません。

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とにかく強欲
このドラマを見るうえでのキーポイントです。

アパレル系総合職の仕事をする綾が最初に住むことを選んだ場所が南青山
ですが、住みません。青山に住むお金なんてまだ無いですからね。

綾は結局、三軒茶屋に住むことに。(充分いい場所じゃねーか!)
綾はとにかく東京を求めていたので、少しでも名のある場所に住めれば満足だったのでしょう。

三茶には5年間住み、一人の彼氏と何気ない日常を過ごす、つまり”幸せ”と共に暮らしました

が、恵比寿に引っ越し。彼氏はサヨナラ。
綾は東京を手に入れたので、次はもっと大きな承認欲求を求めたのです。三茶での日常では満足できなかったのです。

恵比寿では合コン三昧。年齢も27ということで、とにかくイケイケ

しかし、イケメン金持ちエリートに誕生日デートを当日ドタキャンされ、挙句に二股される始末・・・
「もっと良いワタシになりたいから、、、」イケイケに身を任せてリボ払いをするシーンなんかもありました。

で、お次は銀座にお引越し。
理由は承認よりも刺激を求めたから。仕事でも刺激を求めた結果、大手アパレル企業に転職も成功!
推定30歳で年収800万とのこと・・・凄いですね。

そんな刺激大好き人間、銀座ではお金持ちとの不倫

とにかくお姫様対応をしてもらう。
高級レストラン、夜景が綺麗なホテル、超高額のプレゼント・・・
凡人では絶対に味わえないフルコースを長いこと経験してしまった綾。

そんな仕事もプライベートも絶好調の綾ですが、
周りの同年代女性が結婚し子供がいる現実を知ってしまいます

そして子供を意識した綾も無事に結婚
豊洲にタワマンを持つ商社マンと結婚です。

婚活で知り合ったのでしょう。
優しい彼の人柄に惹かれます。見た目なんて関係ない。とにかくこの人となら理想の夫婦生活が暮らせる。子供もしっかり育てられる。

が、結婚生活がある程度進むと旦那は凶変。

結婚だけできればいいや。できれば美人と

そんな感じで旦那は婚活をしていたのでしょう。
見事に騙された?綾。肝心の子作りにも全く興味がない旦那をみて別居を決意。

別居先は代々木上原。
ここではやっと自分を求めます。自分にとって大切なことは何なのか。幸せってなんなんだろう、とアラフォーになって深く考えます。

旦那とも離婚。よく群れていた独身貴女とも関わらない。
人間関係についても考えました。

蛙の子は蛙。田舎者は田舎者。田舎者では都会育ちが持つ”価値観”には手が届かない。
自分についてもよく考えました。

最後は、新社会人の頃から妙な距離感だった男友達と同居!?
まぁハッピーエンドです。
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【さらに要約】
秋田→三茶:東京が欲しい、街が自分を変えるんだ。
三茶→恵比寿:承認が欲しい、自分をよく見せたいんだ。
恵比寿→銀座:刺激が欲しい、もっと自分を輝かせたい。
銀座→豊洲:子供が欲しい、とりあえず結婚だ。
豊洲→代々木上原:私って何だっけ。東京って何だっけ。

こんな具合に綾の価値観が揺れていくドラマでした。

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3、綾から感じる”孤独”

ドラマを見ている中で、私は”綾から感じる孤独”について考えさせられました。

綾は孤独でしょうか?

「友達、その時とりあえず仲良かった人」は常にいます。
パートナーに出会えない程モテなかった訳でもありません。
合コンも行く。仕事の同僚や上司ともいい関係である。

少なくとも、ボッチではありません。
周りの人間関係は非常に恵まれていました。

そこで感じました、私は孤独に対する認識が間違っていたかもしれない。

孤独と言うと、「なにも無い」、「独りぼっち」、「希望がない」、「人と関わらない」などを連想しました。
もしかしたら、この連想は愚かだったのかもしれません。

本当の孤独は、周りの人間に恵まれてこそ成り立つ事なんじゃないか。
多くの人と関わり、様ざまな価値観に触れながらも、自分の道を突き進む人こそが”真の孤独”ではないかと。

逆を言えば、人と関わるのを拒む人間は孤独にもなれない。
そんな人をどう言えばいいか分からないが、そんな人たちこそ”何か”と呼べばいいと思う。
しょせん”何か”であって、それ以上もそれ以下にもなれない。適当に比喩されるだけの存在

ドラマで例えれば、セリフが少しはあるモブキャラ以下、背景に映るだけの影みたいな人達が”何か”に当るのだろう。

話を戻すと、綾はやっぱり孤独である。
孤独だから誰よりも人と関わり、孤独だから誰よりも価値観に対して敏感であった。

そして、どんなに歪み苦しんでも自分を貫き通した
ドラマの最後では孤独が報われ、自分なりの幸せを見つけた。孤独の勝利だ。

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4、「成功したければ孤独になれ」はどうしても怪しい

成功したければ孤独になれ」ってよく怪しいインフルエンサー達が言いますよね。
そんな発言に対して、
「今日から一人で勉強に没頭します!」「これから誰とも話しません!」
とコメントする人をよく見かけます。

この迷信ですが、綾を思うと確かに間違ってない考えだと思います。年収1000万だし。

前々からこの迷信には変な違和感を感じていましたが、このドラマを見てハッキリとしました。
そして私なりの「成功したければ孤独になれ」の言い換えは
自分を信じて人と関わり続けろ」です。

孤独にもなれない”何か”では成功なんて手にできない。そんな着地点です。

ぶっちゃけると、成功とは?って感じですけど。

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5、おわりに

結局、生き方は人それぞれである。
孤独について考えてみたけど、私は孤独なんて気にしない人生でいいと思っている。ついでに成功も同じく。

最後に言いたいことがある。
「街が自分に価値を与えると思っている人は嫌いだ」
現田舎在住の私より。




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