れんげ畑
ツーリング中の夫からの画像。
れんげの花の群生を一度見てみたかったそう。去年は時期が早すぎて念願叶わず、今年出直し。
見られてよかったね
空、富士山、畑、全て美しい
2〜3年前から「れんげ畑を見てみたい」と言っていた夫。
耕作前の田んぼを埋め尽くす蓮華を知らない東京育ち。
れんげ畑は寝転んでも葉っぱも花も丸くて柔らかいからチクチクしないんだよと伝えた。
(やはり立ち入りはしなかったらしい。そりゃそうよね…大人として当たり前よね)
私は子供の頃、れんげの季節になると田んぼに出向き草に埋もれて
「誰も今の私の居場所を知らない」
という安心感と開放感を味わっていたっけ。
視界に広がる空は薫風が流れ、
その空をふちどって私に覆いかぶさる蓮華草。
ひばりがさえずりながら舞い上がっていく。
地面はじんわりとあたたかく、私はれんげに埋もれて幸せな昼寝をした。
家にいる恐ろしい大人たちから逃れられる春うららのこの季節が大好きだった。