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革の街で皮から革を学ぶ。


「炎天下の小旅行☀革の街で革を買い革を学ぶ」から続き。

兵庫県たつの市のタンナーさんで、革を買った後に、隣の工場で革作りを見せて頂きました。
一人でも見学させて頂けます🧐

今回は「経年変化する革/しない革」について書いていきます🗒

味が出る

革製品は「味が出てくる」というのを聞いたことがあると思います🙄
だんだん柔らかくなって、色もちょっと濃くなってきて…というイメージでしょうか。

この味はタンニン鞣しと呼ばれる、植物のタンニン(渋)を使って作られた革に現れます。
大昔からある製法です。
「ヌメ革」と呼ばれる褐色のものがイメージしやすいかもしれません。

日焼けによる変化

でも、色は様々なものがあります🎨
特長は
●硬めで成形しやすい♫
●経年変化が楽しめる♫
●革らしい香りが楽しめる♫

ただ、作る事に時間がかかるので一度にたくさん作れず、お値段が少しお高めになります😢

■キレイなままを保つ
もう一つは、化学薬品を使って革を作るクロム鞣しという方法で作られた革で、現在革製品のほとんどはこの方法で作られてます。

革製品が身近なものになったのも、この作り方のおかげかなと思います。

クロム鞣しで「革」になりました。
ここから色が付けられます。
写真:丸太産業様

味が出る、という変化はほとんど起こりませんが、発色がキレイでその状態を保ってくれます✨✨
特長は
●柔らかく伸縮性がある♫
●様々な色にでき、発色が良い♫
●経年変化が起こりにくくキレイな状態が保てる
●耐熱、耐水性が良い。

どちらも最初は「皮」なのですが、「革」にする方法によって様々な特長を持ちます。

最初は全部こんな感じ。
写真:丸太産業様

どちらがいい、ということはなく全く好みの世界かと思います。
タンニン鞣し革
ちょっと深みがある色。
クロム鞣しの革
発色が鮮やかです。

いかがでしたでしょうか。
革の製法は、他にも用途やその土地独特なものに合わせた様々なものがあります。
読んでくださった方が、革製品を買われる際に参考になればいいなと、今後もそういう記事を書いていきます✎

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