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引込設備の設計|電力の1引込・2引込の定義と対策方法について詳しく解説

今回の疑問
電力引込における1引込2引込の違いと検討方法について知りたい!

本記事のおすすめの方

電力引込について検討している方

  • 1引込2引込について知べている方

  • 2引込にしたいが対策方法について調べている方

この記事でわかること

電力引込の定義

  1. 1引込2引込の違いについて

  2. 2引込が可能な場合

需要場所について
需要場所は、1構内又は1建築物を1需要家とする。

敷地の状況を確認する

敷地の状況を確認する

例として、よくある工事計画として緑の既設建物に対し、オレンジの離れを建設予定とします。このような計画の際既設建物から幹線を分岐するとコストがかかるため、最寄りの電柱から供給できないかといった問い合わせを多く受けますここで、計画状況を整理し管轄の電力会社と協議を行う必要があります

1 構内または1 建築物を1 需要場所

1 構内または1 建築物を1 需要場所

電力会社の供給場所による条件としては『1構内または1 建築物を1 需要場所』となっている場合が多く同一の構内において2棟の建物を建てる場合原則同じ引き込み箇所から供給する必要があります。

同一敷地であれば引込点を分けれない

1構内とは。

1構内を理解する

1構内とは、同一敷地内を利用者が行き来できる状態を指しこの状態に対し引き込みを分ける必要があります

1建築物とは。

1建築物を理解する

1建築物とは、建物が独立している状態である

『渡り廊下等でつながっていない』

検討事項

基本的な状況として、同一構内であるが建物は独立している状況であれば協議の上別引き込みが可能な場合があります。

同一構内:別構内の条件にできないか

別建築物:条件として可能

別構内の検討

別構内にできないか検討する

同一敷地内であっても物理的に柵等を設けて構内を別として分ける

NG例

構内を完全に分離していないパターン"

柵の途中で開口部を設けている

柵の途中で扉を設けている


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敷地内に柵、へいを設けて別敷地とする


管轄の電力会社と協議する

協議・検討

上記内容を理解した上で最終的な判断は管轄の電力会社との協議によります。今回の内容は参考例なので実際の状況・協議内容等により異なりますので必ず協議を行うようにしましょう。

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