ポリエチライニング鋼管
ポリエチライニング鋼管は、鋼管の内側にポリエチレン被膜を施した電線管です。鋼管の強度と、ポリエチレンの耐食性・耐摩耗性を兼ね備えた、高性能な電線管として知られています。外部2層と内部1層のコーティングで優れた防食性を実現した金属管で、湿気や化学薬品などの腐食性ガスにも強い。ポリエチライニング鋼管はその頭文字からPE管とも呼ばれるが、外部を被覆し内面を塗装しているLT形と、内外面をともに被覆しているLL形の2種類がある。主な用途は地中埋設用だが、化学工場や塩害地域、ビル屋上などの露出配管でも使用される。
特徴
JIS C 8380で定められているケーブル保護用合成樹脂被覆鋼管のG形(LT)に適合する場合、地中埋設深さ30cm以上で施工可能(JIS C 3653電力用ケーブルの地中埋設の施工方法)
用途
地中埋設: 地中埋設配管として、特に腐食環境が厳しい場所での使用
化学工場: 薬品や化学薬品を使用する化学工場での配管
塩害地域: 海沿いの塩害地域での配管に使用
露出配管: 屋外での露出配管に使用
種類
ねじ付ポリエチライニング鋼管: ねじ込み式で接続するタイプのポリエチライニング鋼管です。
ねじなしポリエチライニング鋼管: 止めねじ接続方式で、作業を大幅に省力化できるタイプのポリエチライニング鋼管です。
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