はい、どうも鍼灸院Harista31 院長齋藤です。
皆様、桃太郎はお好きですか?
桃太郎を知らない日本人はいないですよね?
たぶん。
たぶんですよ!
一応、振り返りましょうか。
おじいさんは山に芝刈りに
おばあさんは川に洗濯に
川を大きな桃がどんぶらこ♪どんぶらこ♪
ここで「ドントット♪ドントット♪」だとワクワクするOPファンはかなりいるかと(笑)
気を取りなおして。
川を流れてきた大きな桃をおじいさんがエェェーイ!と切ると
中から元気な男の子がでてきました!
桃から生まれた桃太郎と名付けました。
すくすくと育った桃太郎は、悪さをしていると言う鬼を退治しに鬼が島に向かうことに。
旅のお供に、犬雉猿に吉備団子を与えて連れていく事に。
鬼ヶ島にたどり着いた桃太郎は鬼をこらしめて
鬼ヶ島にあった金銀財宝を持ち帰り、おじいさんおばあさんと幸せに暮らしましたとさ
でめたし、でめたし
とまぁ、ザザッと振り返るとおとぎ話の桃太郎ってこんな感じでしたよね。
ではここからは真面目に。オホン。。。
なぜ桃太郎は桃なのか?
なぜお供に犬雉猿なのか?
そもそもなんで鬼?
と言う視点を陰陽五行で見て行きたいと思います。それでは考察。
①なぜ桃太郎は桃なのか?
五行思想はいわゆる木火土金水でみる属性を5つに分類する考え方をもとにしています。
そのうちの果物を5つ分けた五果
おやおや、五果でみた桃は金にあてはまります。
では今度は下の図で犬雉猿を見て行きます。
西にあたいする部分に犬(戌)雉(酉)猿(申)が入ってますね。西、金の側にありますね。
次に鬼の見た目を思い返してみましょう。
こうして改めて見ると牛の角に虎柄パンツ
牛(丑)虎(寅)が入った木、東側に位置しているんですね。
この図の関係から
木、東に位置する丑寅の鬼に対抗する
位置に金、西に位置する戌酉申が対応していると言え、さらに金に「桃」が位置する事から
桃太郎(犬雉猿を含む)vs鬼
と言う図式が成り立つんですね。
さらに、「鬼に金棒」と言うことわざの真理は金克木の相克関係にある苦手なはずの金棒を木の鬼が使いこなしたら、苦手をも克服していて最強じゃん!!
と言う意味合いになるんですね!!
また、赤い肌の鬼は昔、製鉄技術を持った渡来人が製鉄の作業により肌が赤く焼けていたなどと考察され、武器を作れる渡来人を危険視した大和朝廷側から見た視点で武装できる勢力を「鬼」として歴史を伝えたのではないか?
とも言われています。
歴史は勝者が作り語る。
神話などの根幹はこのようなパワーバランスというわけです。
また、桃は日本神話では伊邪那岐命が黄泉の国より逃げ帰る際に桃3つを追いかけてくる雷神、醜女など黄泉の国の勢力(鬼とも言われている)に投げつけたらそれ以上追いかけて来なかった。とされています。
日本神話でも鬼などは桃に退治されたとも取れるわけですね。
古代中国からの思想でも桃は神聖視された背景からこのように、日本に伝承されおとぎ話とされ長く語り継がれる中には
このように古代中国から用いられた陰陽五行が深く関わっていると考えられているんです。
別会でお話出来たらと思うのですが
日本平定の神話、神武東征でも奈良県に神武天皇が朝廷を築いたあとに東北地方に蝦夷という野蛮な部族がいるとして後に攻め入って蝦夷を滅ぼすというお話があります。
このお話はまあ別の機会に。
桃太郎、奥深いですよね。
長文をお読み頂きありがとうございました。