Googleクラウド、仮想通貨払いに対応 Web3需要を開拓
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【シリコンバレー=白石武志】米グーグルは11日、暗号資産(仮想通貨)交換業の米コインベース・グローバルと包括提携すると発表した。両社は2023年初めにもグーグルのクラウドサービスの代金を仮想通貨で支払えるようにするほか、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を使う「Web3(ウェブスリー)」企業向けのIT(情報技術)基盤の開発などで連携する。
グーグルのクラウド部門が11日に開いた顧客・開発者向け年次イベント「グーグル・クラウド・ネクスト」で発表した。コインベースは自社のIT基盤として米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)に加えてグーグルのクラウドサービスの利用を始め、米国外へのサービス展開を加速させる。
コインベースは機関投資家などの法人に代わって仮想通貨の保管や管理を担うカストディー業務も手がける。グーグルはこうしたサービスを自社の取引先に提供するなど、顧客開拓でも連携する。
米調査会社シナジー・リサーチ・グループによると2022年4~6月の世界のクラウドサービス市場におけるグーグルのシェアは10%で、AWS(シェアは34%)や米マイクロソフト(同21%)に次ぐ3位だった。グーグルは今後の成長が見込まれるWeb3分野の需要を取り込み、ライバルを追い上げる狙いだ。