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ツボだけじゃなく筋肉も大切
こんにちは。とある鍼灸師です。
東洋医学でも、筋肉は大切というお話です。
解剖学における筋肉は、個々で説明されています。
どこからどこにくっついていて、どの神経がついていて、どのように動くかを説明しています。
東洋医学で筋肉は、経筋(けいきん)と呼ばれています。
『経』というのは『縦』を意味します。
経筋というのは、カラダを縦に走っており、一連のつながりをもって機能しています。
決して個別に存在するものではありません。
ここが、現在の解剖学と東洋医学の筋肉というものの考え方の違いです。
ただ、最近は筋膜というものが注目されており、筋膜が筋肉をつなげているから筋膜をアプローチすれば、症状がとれるという理論があります。
この筋膜の考え方は、経筋とそっくりです。
経筋は経絡と同じで、その流れが決まっています。
全部で12本あります。
経筋の考えを実際の治療にもってくるとこのようになります。
例:腰痛を訴える患者
足の小指・ふくらはぎ・ももうら・腰・背中・首とつながっている経筋を使って、足にある硬いコリの部分をゆるめると腰痛が軽減します。
腰を直接さわらなくても、症状の緩和はみられます。
症状があって、マッサージや鍼灸治療を受けるときは筋肉の異常が大きな割合を占めます。
筋肉のケアを定期的にやることで、症状を予防することができます。