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にじさんじのリスナーになろう!

切り抜きがYouTubeのおすすめに出てきて興味を持ったり、友達に勧められた等様々な理由でにじさんじを知り、今から見始めてみようという人も多いだろう。そんな人達のために、役立ちそうな情報を自分なりに雑多にまとめてみた。

個人的に覚えてほしいことや推奨することをまとめたが、極論を言えば他人に迷惑をかけなければどう観ても問題はないので、あくまで参考程度として見て欲しい。

そもそもVtuberとは

にじさんじとはどんな集団なのか、そもそもVtuberがどういったものかわからない。という人もいると思うので、まずはそこから説明しよう。

バーチャルYouTuber

Wikipediaによると、バーチャルYouTuberというのは

主にインターネットやメディアで活動する2DCGや3DCGで描画されたキャラクター、もしくはそれらを用いて動画投稿・生放送を行う配信者の総称を指す言葉…

Wikipedia バーチャルYouTuber

ということらしい。

簡単に言うと、ネット上でキャラクターの姿でゲームをプレイしたり歌を歌ったりして配信している人達のことだ。アニメのキャラクターとリアルタイムでコミュニケーションが取れるので、最近非常に人気を博している。

様々な形態で配信するVtuber達。技術向上により、その活動範囲は多岐にわたっている。
右上:MVを踊る月ノ美兎
右上:2Dでマインクラフトをする桜凛月
左下:簡易3Dで雑談をするアンジュ・カトリーナ
左上:3Dで卓球をするおじさん達

にじさんじ

にじさんじとは、ANYCOLOR株式会社(旧いちから株式会社)が運営するVtuber事業の一つで、Vtuber黎明期から活動している古参事務所である。業界最大である男女100人以上のVtuber(にじさんじではバーチャルライバーと呼んでいる)を擁しており、月ノ美兎を筆頭に非常に個性豊かな配信活動を行っているのが特徴だ。

にじさんじ集合絵
にじさんじの多種多様なライバー達。他に海外ライバーも大勢おり、人数は増え続けている。

配信以外にもリアルライブや歌手活動、バラエティ番組の制作等、配信業を超えた活動に力を入れている。

配信を見る前に

ライバーの配信を観に行った時は、まず最初に概要欄を確認しよう。この後も色々項目はあるが、これだけでもやってもらえたら充分だ。

ライバーによって内容は異なるが、概要欄には簡単な紹介、配信上での細かいルール、ファンレターの送り先など重要な情報がたくさん載っている。特に大会や企画配信の場合、対戦ルールや動画の説明、参加者が載っているので必ず確認しておこう。

にじさんじ公式チャンネルで行われたスマブラ大会の概要欄。この大会の特殊ルールと参加ライバーのチャンネルURLが記載されている。

概要欄のほかに、青コメと言って配信者がチャット欄にコメントを固定できるサービスがあるので、そちらに書いてある場合も多い。

チャットを活用しよう

にじさんじの配信形態はライブ配信、又はプレミア公開が主流なので、YouTubeアカウントを持っていれば配信中にコメントすることができる。

勿論見ているだけでも支障はないが、せっかくチャット出来るので気軽に参加しよう。基本的にYouTubeの規約を守っていれば問題ない。たとえ変な事を書いたとしても、連投等おかしなことをしなければスルーされるだけだし、気に入らなければ自分で削除することも可能だ。

ジョー・力一の雑談配信、チャット欄から「ちょうどいい感じで」を募集している。何か喋る配信ではチャット欄から話題を拾う場合が多い。

最近では荒らし対策でチャンネル登録のみチャット欄を利用できる、という設定にしているライバーが殆どだ。大体はチャンネル登録して直ぐか数分後にコメント出来るようになるのだが、ライバーの中にはとんでもない設定している人もいるので、チャットを利用したければ規制される前に早めにチャンネル登録しておこう。

お便りの送り方

配信では、リスナーから寄せられたお便りを読んだりする場合がある。採用されるかどうかはライバー次第だが、悩みがあったり、なにかライバーに伝えたいことがある人は積極的に投稿してみよう。募集場所は下記の3つのうちどれかである場合が多い。

マシュマロ

マシュマロとはメッセージを受け付けるサービスのことで、ライバーに直接匿名でメッセージを送ることができる。マシュマロはTwitterのプロフィール欄にURLが記載されている事が多く、基本的に常設されている。雑談や何かの相談配信で使われる。

星川サラの恋愛相談配信、相談はマシュマロにて募集されている。恋愛知識豊富な星川には、男女問わず多くのマシュマロが寄せられる。

Twitter

最近多いのがTwitterでの応募だ。投稿方法はライバーのツイートに返信するか、ハッシュタグを付けてツイートするだけだ。マシュマロと同様に、雑談で使用されることが多い。

月ノ美兎の雑談配信。話したい話題のとっかかりとしてツイートを利用している。

グーグルフォーム

グーグルフォームとは、Googleが提供するアンケート作成サービスのことで、複数ある項目に対して文章や画像で答えていくことになる。(必須以外はすべてを埋める必要はない)キッチリお題の決まったラジオ企画等で使用される場合が多い。

周央サンゴの雑談配信、おたよりコーナーでグーグルフォームを使用している。ンゴの独断と偏見によって紹介されるため、独特なものが多い。

基本的に配信の前日には募集が終わってしまうので、早めに送っておこう。どの方法でもTwitterで告知されるため、ライバーのTwitterをフォローしておくと送り忘れが無くなる。

その他

お便りとはまた違うが、配信を見ていると不備や不正、その他疑問に思うことがあるかもしれない。そんな時は上記の送り先ではなく、専用のフォームがあるのでそちらに問い合わせることを推奨する。

同時視聴の仕方

ライバーと一緒に映画等を見る、同時視聴という配信がある。視聴とはいっても権利の関係上画面には映すことはできないので、映像はこちら側で用意する必要がある。DVD等を持っていなければアマゾンプライムやネットフリックスのような配信サイトで視聴しよう。

傑作映画【プロメア】を同時視聴する魔界ノりりむ。視聴済みの映画であっても、初見の反応を見れたり、チャット欄で小ネタが聞けたりするので面白い。

ライバー側とタイミングを合わせて再生ボタンを押すのだが、タイムラグがあるので時間合わせがかなり難しい。ライバーの反応を観て微調整しよう。

大型企画、大会時の注意点

にじさんじでは規模にかかわらず多くの大会や企画が開かれている。基本的に開催者か、にじさんじ公式のYouTubeチャンネルで開催されるので何か特別なことをする必要はない。

ただ、数年大会運営の経験があるとはいえ、ライバーはともかく事務所スタッフも専門家ではないし、配信環境の全く違う100人近いライバーをオンラインでまとめ上げるのは至難の業だと思われるので、多少もたついても批判するのは控えるべきだろう。

マリカにじさんじ杯での一場面。この時はマッチングできないトラブルに見舞われており、剣持が場をつないでいた。オンライン対戦は何が起きるかわからない。

当然の話だが、推しが負けて文句を言うのは論外である。たとえ通信障害等本人の実力以外の理由だったとしても、気持ちはわかるがルール上負けだと言われれば受け入れた方がいい。不服だからといってチャット欄で騒いでも、それはただの荒らし行為である。

大会は大抵毎年開催されるので、文句を言うよりも次回に期待した方が建設的だ。

ライバーへの支援

知らない人は少ないと思うが、YouTubeでは金銭を支払うことによって配信者を支援したり、限定のサービスを受けたりすることができる。

スーパーチャット

スーパーチャット(スパチャ)とは、配信中に任意の金額を贈るサービスのことだ。コメントとともにチャットに流せるので、自分の意見を伝えたいときに投げる人が多い。その他投げるタイミングとしては何かのお披露目配信や、誕生日等の記念日がいいのではないだろうか。

でびでび・でびるの3Dお披露目配信、多くのスーパーチャットが流れている。お披露目配信ではスパチャに反応するギミック(この場合はワインボトル)があるので投げるのにオススメだ。

ただし、スパチャしたとしてもファンとして偉くなったり、特別扱いされるわけでないので、周りに流されず自身の経済状況を考慮して利用することがいちばん大事だ。

最近投げ銭のしすぎで破産したとか、親のクレジットを勝手に使ったなどというニュースを聞いたことがある。そうなった場合当人のみならず、にじさんじ全体の評判が悪くなってしまうの絶対に避けるべきだろう。

メンバーシップ

スーパーチャットはあくまで支援目的なので、投げたところで名前を読んでもらえるぐらいしかこちら側に得るものはないが、メンバーシップは入会するとメンバー限定の配信や、スタンプ等を利用できるようになる。スタンダードは月額490円だが、サービス内容によって金額別にコース分けされている場合が多い。

ベルモンド・バンデラスのメンバーシップ。4つのプランに分かれており、金額が上がるごとに利用できるサービスが増えていく。

メンバーに入会する時はサービス内容や更新頻度、そしてそれらが実際に行われているかよく確認しよう。たとえ説明通りのサービスが受けられなかったとしても、謝罪以上の対応はまずないと思った方がいいだろう。

スパチャと同様に、メンバーになってもファンとして偉くなれるわけではないので、必要がなければ無理して入会することはない。また、チャット欄がメンバーだらけで圧を感じることがあるかもしれないが、メンバーじゃないからといって文句を言ってくるような人はいないので、気にする必要はない。

なお、モバイル版のYouTubeアプリからは入会することはできないので、ブラウザでYouTubeを開いてから手続きをする必要がある。

オフィシャルストア

公式オンラインストアでは、にじさんじに関連する様々な商品を購入することができる。

ただのオンラインショップなので特に説明すべき点はないが、ここで販売されているボイス商品は、YouTubeや事務所に引かれるスパチャと違って、場合によっては利益が100%ライバーに入るらしい。デジタルデータなのでかさばらないし、金額もそこそこなので、いちど購入してみてもいいのではないだろうか。

ファンクラブ

にじさんじには現在月額330円(消費税込み ベーシックプラン)で入会できるファンクラブが存在する。

ファンとの交流やライブチケット先行販売、その他ファンクラブ限定のサービスを受けることができる。

ライバー別の個別ファンクラブというのもあり、ライバーとチャットできたり、抽選で1対1でおしゃべりできる企画が開催されている…らしい。

ファンクラブは通常の配信とはほぼ関係ないので、サービスに興味がなければ無理して入会する必要はない。

荒らし、スパムの対処

チャットに荒らしやスパムが湧いてくるのは邪魔なことこの上ないので文句の一つでもいいたくなるが、それはやめた方がいい。

機械的なスパムはともかく、荒らしが聞く耳を持つとは到底思えないので、反論しても全く意味がない。それどころか反応するとまとめてコメントブロックされて二度とコメントできなくなる可能性があるので、ライバーがブロックするまで待つか、自身でブロックするのがいいだろう。余りにも酷ければチャット欄を閉じてしまうのも一つの手だ。

ニュイ・ソシエールの配信に現れた、スパム風コピペ。これは配信中話題に出てきた歌詞のコピペなのだが、大量の絵文字や文字数等はスパムそのものである。

悪意のあるものはともかく、リスナーも知らず知らずのうちに荒らしになってしまう可能性もある。特に伝書鳩という行為には注意が必要だ。伝書鳩というのは、語源の通り配信の内容を、勝手に他の人の配信に伝えるという行為のことだ。

こちらも荒らしと同様に、見かけても無視するか、削除するようにしよう。

小野町春香の概要欄。配信での禁止項目が日本語と英語で表記されている。このライバーだけでなく、伝書鳩行為はすべてのライバーで禁止行為とされている。

配信スケジュールを知りたい

YouTubeでチャンネル登録するか、Twitterをフォローすることでいつ配信するかを知ることができるが、にじさんじは公式でいつから.linkというスケジュールアプリを無料で公開している。

いつから.linkは、前日~翌日までの配信スケジュールが時間別に表示され、表示をクリックすることでライバーのTwitter又はYouTubeに飛ぶことができる。複数推しがいる場合や、特定の配信を探す時にとても便利だ。

PC版のいつから.link。ライバーの配信がテレビの番組表の様に表示されている。

他の機能として、選んだライバーや配信内容別で表示を変更することもできる。ただライバーが個々に記入しているので、そこまで正確ではない。

便利なのは間違いないが、更新ボタンがないのが微妙に不便なのと、現在(`21年12月)エデン組5人の配信が全く表示されていないので、そこだけはどうにかしてほしいところである。

ライバーのことを詳しく知りたい

過去にあった配信や語録の元ネタ、コラボ相手のライバー等を調べたい時は、にじさんじ非公式wikiが活用するのがいちばんだ。

にじさんじ非公式wikiというのは、有志が運営するにじさんじ支援サイトのことで、にじさんじで起こった膨大な数の出来事がリスナー達の手によってわかりやすくまとめられている。ライバーやにじさんじ公式が使用する場合もあるほど優秀なwikiなので、にじさんじで何かわからないことがあれば、ぜひ活用しよう。

一応公式サイトにもライバーの案内はあるが、下図の通り紹介文(一部で公式怪文書と呼ばれている)やYouTubeのリンク等の情報しかないので、使うことはほとんどないだろう。強いて言えばライバーの全身デザインが透過で手に入るぐらいだろうか。

にじさんじ公式サイトに載っている葛葉の紹介ページ。非常に簡素で必要最低限の情報しか載っていない。

リアルライブを観に行こう

現在にじさんじでは、リアルライブ(実際に観客を動員し会場で行うライブ)に非常に力を入れており、多い時には月2回もライブを開催している。活動する中での集大成であるリアルライブは盛り上がること間違いなしなので、是非一度観に行って欲しい。

とは言っても、大抵の場合ライブは東京近辺で開催されるため、仕事が忙しい人や地方在住の方は物理的に参加することが難しいだろう。筆者も遠く離れた本州の端に住んでいる為、一度も行ったことがない。しかし、ほぼすべてのライブはニコニコ生放送でも視聴することが可能なので、現地に行かずとも楽しむことが可能だ。

ニコニコ生放送で放送された、月ノ美兎のオンリーイベント(既に公開は終了している)。ライブ本放送はにじさんじ公式チャンネルではなく、VTuberまとめチャンネル【ニコ生公式】という所で放送される。

ただ、ニコニコ生放送はチケットの購入がかなり複雑で、毎回混乱している人が結構いるので、時間に余裕を持って購入しておこう。

ライブは有料(5000円程度)だが、ニコ生かYouTubeのにじさんじ公式チャンネルで最初の30分ほど無料で観ることができるので、迷っている人はそちらを観てから判断しよう。また、ライブはBlu-rayで出る可能性が高い(100%ではない)のでそちらが出てからでも遅くはないが、諸般の事情でいくつかの楽曲がカットされる場合があるので注意しよう。

こんな人はにじさんじに向いてないかも…

ライバーは100人以上いるので、どんな人でも楽しめるから全人類にオススメできる…と言いたいところだが、推しが異性と関わるのが苦手、という人はあまり向いていない可能性がある。

にじさんじはVtuber業界には珍しい男女混合の事務所だ。デビューから男女混合の場合が多く、コラボ配信や公式番組でも性別で分けられることは殆ど無い。更に運営とライバーどちらも積極的に男女ユニットを作ろうとしているので、そういった人はあまり快く思わないだろう。

人気グループ【チームたにん】は男性一人、変態女装おじさん一人、女性二人で構成されている。にじさんじでは性別関係なく、皆で一緒に楽しんでいる。

個人配信又は同性とのコラボ配信しか観ないということもできるので、絶対にじさんじが合わないということはないが、見ていない所でも男女で関わりがあるのはどーしてもイヤ、という人は難しいかもしれない。

無理して観てストレスを溜めてもしょーがないので、無理せずにじさんじ以外のVtuberを観てみるのをお勧めする。例を挙げるとホロライブという事務所は女性のみで、しかも男性とのコラボは全くしないので、そういった人も安心だろう。

余談だが、にじさんじは恋愛禁止ではない…というかそもそもアイドルグループではないので、ガチ恋とかそういうのはあまり本気にならない方がいい。これはライバー側がガチ恋推奨と言ってたとしても同様である

まとめ

この他にも細かいポイントやライバー毎の決め事があるが、大抵は配信を観ていれば自然と身につくものなので、心配することは殆ど無い。

いろいろまとめたが、最初に言った通りライバー含め全員が楽しむことができればなんでもいいので、自由ににじさんじを推していこう。

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