にじさんじの処分の差について
先日、不適切な発言をしたとして自主休止していた星川サラが帰ってきた。
星川ファンとして嬉しい限りだが、ちらほらとこんな意見が聞こえて来る「同じような不祥事を起こした夢追翔と比べて処分が軽すぎるのではないか」と。
確かに夢追は1ヶ月の謹慎だったのにもかかわらず、星川の処分は自主謹慎のみで会社からの制裁は無しだった
この違いはどこにあるのだろうか?
批判として言われている「女性だから」とか「人気があるから」はまずありえないだろう、にじさんじはクリーンで公平公正な運営をしており、リスナーもそのクリーンさを評価している、なので人によって対応に差をつけるという行為はマイナスにしかならない、むしろ真摯に対応にした方が評価は上がはずだ。
夢追と星川、この2人の一番大きな違いは、本人がその行為を実際にしたと認めたかどうかだろう。
夢追は、にじさんじの公式Twitterに書いてある通り本人が事実であると認めている。
にじさんじの就労規則がどうなっているかはわからないが、一般論として、過去の話であっても法に触れる行為を実際にしたとなれば謹慎処分の理由としては妥当だろう、内容や本人の態度によっては契約解除もあり得たかもしれない。
星川の場合、本人によると「その場の雰囲気で話を盛ってしまった」ということであり、架空の話、つまり事実ではなかったということだ。
事実でなかったということは「その発言は企業ライバーとしてどうなんだ」という感覚的なものが問題となるので謹慎処分は過剰だと思われる。さらに犯罪だと知っていて発言したわけではない、本人は反省している、ということも考えると、会社からの処分はなしで自主謹慎のみ、というのは間違った判断ではないだろう。
しかし、企業ライバーとして不適切な発言だったことは間違いないので、個人的には厳重注意ぐらいはしてほしいものである。
話はこれで終わりではない、次に話題となったのは公式がTwitterで処分を発表した際の「事実ではなかった」という部分の信用性だ。
ここでのポイントは星川の発言以上の情報が存在しないという点だろう、もし何か証拠があれば瞬く間に広がり筆者の目にもすぐ届くはずだが、今現在その兆候は全くない。批判する人も「嘘に違いない」と自身の感想を述べているだけだ。
配信での発言を覆し、否定したのを疑問に思うのは理解できる、だが、この状態で証拠も何もなしに嘘だと決めつけ、批判するのはただの中傷である、犯罪を批判するために犯罪を犯すのは本末転倒だろう。
人はミスをするものである、これはどうしようもないが一番重要なのは同じ間違いを犯さないことだ。星川はもちろんライバーは今回のことをよく考えて、他人事だと思わず自分にも起こりうると自覚を持って配信を行ってほしい。