【5/12アプデ】ChatGPT-Webブラウジングとプラグインのベータ版の有効化について
OpenAIによると、ChatGPTの最新アップデートでWebブラウジングとプラグイン機能がベータ版として公開されました。来週中にはすべてのPlusユーザーへ行き渡るようですが、早期アクセスできたので試してみました(Plusユーザーというのは課金アカウントのことです)
下記がOpenAIのリリースノートです。
見た目の変化
ベータ版の紹介の前にサクっと見た目の変化について記載しておきます。
画面下部のVersionの変化
ChatGPT May 12 Versionという記載に変わっています。
GPT3.5と4.0の切り替え方法の変化
GPT4.0のアイコンの色の変化
ベータ版有効化の方法について
Plusユーザー(有料アカウント)になっている前提ですが、以下の方法でベータ版を有効化することができます。
①画面左下のアカウント名の右にある•••をクリック
②下記画面のSettingsをクリック
③別のウィンドウが開くのでBeta featuresを選択し、有効化する
それぞれの説明文の日本語訳は以下のようになります。
Web browsing
最近の話題や出来事に関する質問に答えるために、いつ、どのようにインターネットを閲覧するかを知っているChatGPTのバージョンを試してみてください。
Plugins
あなたが有効にしたサードパーティプラグインをいつ、どのように使用するかを知っているChatGPTのバージョンを試してみてください。
Webブラウジングを使ってみた
ChatGPTの課題として最新の情報(2021年9月以降)に弱いというものがありました。APIを利用することで解決できることもありましたが、IT初心者にはかなりハードルが高かったです。今回のベータ版では最新の情報にアクセスできるようになったため課題が改善されました。
MicrosoftのBingAI、GoogleのBardが相次いでリリースされたため、慌ててリリースしたように見えなくもないです。
ChatGPT-4.0のブラウジングツールの特徴
何も考えずに、ChatGPTに質問してみました。
ウェブ検索: ChatGPT-4.0は検索クエリを発行し、検索結果を表示することができます。これは、最新の情報を取得したり、GPTの知識カットオフ(2021年9月まで)以降の情報を取得したりするのに役立ちます。
ウェブページの閲覧: 検索結果から特定のウェブページを開くことができます。ページの内容はテキストとして表示され、ユーザーと共有することができます。
情報の引用: ブラウジングツールを使用して、開いたウェブページから特定のテキストスパンを引用することができます。この引用は後で参照したり、情報源として引用したりすることができます。
戻る、スクロール、URLを直接開く: ブラウジングツールは、ウェブブラウザの基本的な機能を模倣しています。前のページに戻る、ページをスクロールする、特定のURLを直接開くなどの操作が可能です。
ChatGPTは画像を閲覧したり、インタラクティブなウェブコンテンツ(JavaScriptによる動的な内容など)を操作したりすることはできません。また、プライバシーの保護のため、特定のセンシティブな情報を検索したり表示したりすることは制限されています。
使用例と使った感想
最新の情報が必要な質問として、ポケモン最新作のスカーレット、バイオレットのチオンジェンについて聞いてみました。
残念ながら、検索結果が出てこなかったようです。どうやら検索する際に「Thionjegen SV environment team strategies」となっているのが原因のようです。(Thionjegenなんてポケモンはこの世に存在しない)
仕方ないので、チェオンジェンではなく英名のWo-Chienで質問したら上手くいきました。リンクをクリックすると引用元のサイトに飛べるようになっています。
今回は検索量が膨大だったためか体感5分くらい時間がかかりました。そのため、むやみにブラウジング機能を利用するのは避けた方が良いと思います。
日本語で検索するように指示したり、英語に翻訳してから検索するように指示することでより精度の高い回答が得られるかもしれません。
日本語で検索できるといい感じの結果になります。これまでとは違った意識でプロンプトを捉える必要がありそうです。
まとめ
アプデ情報とベータ版の有効化の方法について解説しました。ブラウジング機能については実験することができましたが、プラグインについてはまだ実験できていません。また、実験できたら記事にしたいと考えています。
Webブラウジングを用いた生成系AIは多く登場していますが、個人的にはChatGPTが一番慣れているので使いやすかったです。今後は検索時間が短縮されるともっと良くなるのではないかと思います。
一方で、課金できない人や生成系AIの導入にはMicrosoftのBingAI、GoogleのBardがオススメです。BingAIは検索時間もそこまでかからなかったです。
ただし、BingAIはChatGPTとは異なり検索結果に誘導する作りとなっています。そのため、ChatGPTに慣れているとアレルギーが出る人もいるかもしれません。
今後、ChatGPTが「検索」というものを駆逐してしまうのかに注目したいと思います。
今読んでいる本です。起業家のための本かもしれません。
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