PDハウスの騒動について、ぼくが想像すること(´・ω・`)
あらあら、まあまあ(´・ω・`)
いいですね~あら、いいねですね~90%の方に複数名で介入出来ていいですね~~(´・ω・`)
と、煽るのはこのくらいにしようか。煽るのはこのくらいにしたいけど、弊社で複数名で入るケースは本当に稀だし(月間訪問件数は1万件くらいあるからそういってもいいと思う)平均報酬は6~7万円/月/人だし、いや、そんなお金かかる?っていうケースの施設訪問看護をみかけると、うらやましい(´・ω・`)
お金ほしい(´・ω・`)
まあ、そういったことはやらないけどね。
さて、東証プライムに上場しているということで、まあ色々あんだろうね。
3つの論点がある。
1 東証プライムに上場している
2 代表が非医療職である
3 訪問看護ステーションにおけるPOSの流れとよく似ている
1について話をしよう。弊社も上場の可能性について色々なところで話を聞いたり、調べたりしていた。友人には大手証券会社のスタッフもいる。
口癖は、いつでも新鮮なガセ情報をお届けします!といっている。まあ、頼もしくはない(´・ω・`)
彼を通じて様々な証券会社とも話をしたし、他の会社の事情など(株価・事業展開)などをみてきた。
そこでの結論は、医療・介護関連の現場での業務は上場ととんでもなく相性が悪いという結論だ。
これは、出来ないということではなく、ぼくは相性が悪いと考える。
単純に考えて、わてら現場の人間の経営者上りは、事業展開の基本軸が目の前に困っている人がいるとか、地域に必要だと自分が考えているからとか、みんながいきいきとできる場所をつくりたいんですとか、高度資本主義経済が確立した社会において、壁と卵なら、うずらの卵どころか、かえるの卵くらいである(´・ω・`)
そう、資本主義は強力であり、強固であり、鉄壁なのだ。
上場したのちのステークホルダーへの説明と納得に、急成長したベンチャーが利益率以上の説得力を持たせるのは困難だと考える。
高度資本主義経済では、数字以外の説得力は、ほんとうにほんとうにささやかなものだからだ。
とんかつに添えられているパセリを誰が気にする?現場上がりの経営者はこのパセリに価値を見出して事業を展開する人が多い。
そう、そういったバリバリのビジネス・資本主義経済においては、正気の沙汰ではないのだ。株をやっている人で大多数の人は、数字的な裏付けがあって経営者の理念を確認する。
いいか?資本主義経済において、数字の裏付けがないものは、ステージにすらあがれないのだ。
そう考えると、そのステークホルダーに対する期待に応えるために、こういった手法で対応したのだと思う。
ただ、うちでも色々な事業やっているけどね、もうね、ぜんぜん儲からない(笑)もう、ちょっとこのNOTE見た人ぼくに課金してよ(´・ω・`)
まあ、きれいごとだし、やせがまんだし、しんどいけど、ええ仕事なんだわ(´・ω・`)
2 代表が非医療職である
これは、いい面と悪い面があるけど、今回は悪い面がでた場合だと思う。
最初に断っておくが、今回の騒動でコンプライアンス違反はおそらくはないとぼくは考えている。
組織として法令は完全に遵守していると考える。問題はそこではない。
その感覚をおそらく経営陣の誰もわかっていなかったのだろう。
一言で表現すると、厚生労働省は想定されていない事業運営を死ぬほど嫌う。
病院や介護保険にある程度の年数でかかわっていたら、そんなことは理解していると思うが、現場や行政関連を甘くみていたのだろう。
そう、コンプライアンスは完璧だが、そういった使い方を想定しないという曖昧な基準でぼくたちの制度は社会は簡単に動いてしまうのだ。
これが発動されるのは2つ条件がある。
1 厚生労働省が想定していない事業運営形態(お泊りデイサービス・訪問看護ステーションにおける訪問リハ・今回の施設訪問看護)
2 全国規模でそれが展開される
今回はこの2つにはまっていたので、次回の改定で、訪問看護ステーション全部がとばっちりにあうだろう。
ただねえ、コンプライアンス上は問題ないんですよ、そして、ぼくはいつも考えるけど、必要性ってほんとのほんと基準を設けることができるのか?といつも思う。
100人にひとりが罹患する致命的な疾患に対する検査が100万円すると仮定する。これが必要な検査か否か、究極、誰にもわからないのだ。
今回は転倒を防ぐ目的で、複数名で入ったと主張しているが、それが過剰なのかどうかは、誰にもわからない。それを決めるのはお役所か政治の仕事になるのだ。
だから、そこの部分をいくらぼくたちが議論したり批判しても、それは僕たち自身に返ってくる問題だ。
週1回の訪問リハは、なぜ月に1回ではダメなのか?その疑問にエビデンスをもって回答できる人など世界にはいないのだ。
3 訪問看護ステーションにおけるPOSの流れとよく似ている
悲劇は繰り返される(´・ω・`)
youは、shockである。愛で空が落ちてくるやつである(´・ω・`)
関係ないけど、北斗の拳展で取ったこの写真がお気に入りで、3年以内にぼくが亡くなったらこれを遺影にして欲しい(´・ω・`)
訪問看護ステーションにおけるPT・OT・STの訪問の規制の流れとよく似ている。繰り返しになるが、お泊りデイサービスも同様だ。
もっとも、お泊りデイサービスは、労働基準法上かなりのグレーがあったというのか、どう考えても泊っているスタッフを宿直扱いするのは無理があるだろうというものはあった。
それとは、別に訪問看護ステーションにおけるPT・OT・STの訪問は、コンプライアンス上、完璧であったが、どうように、おお!こうしたら利益率高まるやんけと、看護師を少人数+リハがたくさん+サテライト展開というまあ、そりゃ看護協会もプンプンするような、神をもおそれぬ所業である。
厚生労働省も『もう、ダメだぞ!めっ!!』くらいで済ませてくれたら、よかったのに、『おりゃ~~なにやっとんじゃおどれら!!リハ1回いったら看護も1回はいらいかい、おんどれ!!』と汚物は消毒だ~~~ぐらいの勢いだ。おちつけ、いいからおちつけといっても通じない。
これが平成18年の訪問看護ステーションの通知である。
そこから何度も何度もこの火種は残っている。近年でも訪問看護ステーションのリハ職を看護職の40%以下にしろという無体な案もでてきた。
現場上がりの人間からすると、最低でもそれやんなら、訪問リハ事業所のスキームもっと死ぬほど簡素化しないと、訪問リハの供給は全く足りないぞといいたい(´・ω・`)
個人的には、まったく個人的な考えであるが、訪問看護ステーションにおけるPT・OT・STの訪問の訪問単価をもっともっと安くしてもいいと思ってい
る。1時間当たり6500円までの低下なら、事業展開として耐えられる。
ただ、その代わり、週120分とか、看護師の評価が必要とか、そういっためんどくさいことを取っ払ってほしい。
訪問看護ステーションでの制度設計では、その実現は難しいと思うから、デイサービスの個別機能訓練指導員が訪問するスキームで新たに対応して欲しい(´・ω・`)
リハビリテーションにおいて面白いのは、通所介護におけるサービス提供は個別機能訓練となるので、医師の指示はいらないし、理学療法士がどのような方法論のサービスを提供しても、法律に引っかかることはない。
その代わり、それを理学療法をしていると名乗るのはアウトだ。偉い人だれかこれで考えてみない?
もちろん、実際にそうなったら、とんでもなくしんどいし、いきなりそうなったら倒産の危機だってありうる。
でも、大きなメリットは、ああ、こんなん儲からんわ~という市場からの評価でやっと安心して現場上がりのうぶなカエルの卵のような経営者が、日本中のリハビリテーションを待っている人に届けることができるのだ。
で、訪問看護ステーションにおけるこういった規制をいくらかけても社会のニーズがとんでもないので、POSの訪問については、いくらでも、おう!こうすれば儲かるやんけと新たなスキームが立ち上がる。
もう、ほんとめんどくさいだよね。すまねえ、おれは別に儲かんなくたっていいんだ。うそ、お金大好き(´・ω・`)
けどな、自分の仕事に嘘つきたくねえんだ。自分が三流理学療法士だとよくわかっているし、たいした臨床ができるわけでもねえ。
それでもな、訪問してな、この病気になって初めて2階にあがれたとか、墓参りにいけたとか、自分で起き上がることができたとか、資本主義の社会では信じられないかもしれねえけど、ほんとにこの仕事やっててよかったと思う瞬間ばかりだ。
なんの影響力ない文章だけど、想定外の事業運営は早々に排除される。2000年から介護保険事業の世界でご飯を食べている、中小企業の社長のつぶやきだ(´・ω・`)