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身体制約から解放された未来よ、はよ!

情報化されることが夢だ

人間の身体というものは制約が多すぎます。
一日でも食事や睡眠を疎かにすれば体調が犠牲となり、年をとるごとに病気のリスクも高まります。

健康に気を遣っているだけで一生が終わってしまう。

制約があるからスポーツなどの娯楽が楽しめるという利点もありますが、それでも損得の釣り合いは相当悪いと言えます。

そんな身体的制約から解き放たれることこそ、私の夢見る世界のひとつであり、いまを生き続ける理由のひとつでもあります。

人類のアップロードは近い

人間がデジタル化されてサイバー空間で生きる。
これはSF作品で頻繁に用いられる設定です。

私の好きな作品ではAmazonの「アップロード」がイメージに最も近いです。ディストピア感が溢れるSFコメディ作品としてオススメです。

現実世界では一時期メタバースが先駆けとなりそうな勢いでしたが、思いのほか流行っていません。

VR程度の身体拡張機能ではセカンドライフを味わうツールとしてちょっと物足りないですね。

内閣府のムーンショット目標

SF作品でしか有り得ないような電脳世界は、意外にも政府公式の目標にも掲げられています。

2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現する

内閣府 ムーンショット目標より

「ムーンショット」は月面着陸のことで、世界をひっくり返すほどの大きな技術目標を意味します。
その目標のひとつに身体機能から解き放たれたサイバー空間が挙げられています。

年齢も性別も居住地も関係なく、誰もが多様なライフスタイルを実現できる。
人類の理想郷を政府がハッキリ明記しているのです。

馴染みの薄い方であれば「なんか怖い」「倫理や道徳的に難しそう」「天国というより地獄では?」というネガティブな印象を持つかもしれません。

それでも私にとっての生きる意味をつくる大きな要素です。
27年後、2050年までに実現するとしたら私は50代。
なんとか生きているうちに理想郷を見たいです。

一応私もエンジニアのはしくれ。
技術者として世界の構築に関わることも考えましたが、いまのところ完全に他人任せの夢になっています。

世の中にはとんでもない天才がいます。
桁外れの天才が時代や環境にフィットして初めて超技術的目標に辿り着くと思っています。

私が関わらずとも、もっと言えば日本が関わらずとも、世界のどこかにいる天才が理想世界を作り上げる可能性が充分あるというわけです。

私はその世界を享受したい。

どうか私の身体が形状を維持している間に実現してほしい。

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