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【覚書き】胃経の切経と配穴法(原絡配穴)
連投してます。 sakuraです。
昨日の実技の切経は「胃経」でした。
(わたしは体調不良で遅れて行ったけど…)
胃経で指標となる経穴は
①犢鼻 ST35
部位 :膝前面、膝蓋骨外下方にできる陥凹中に取る
※犢鼻から解渓までの長さを便宜上1尺6寸とする
②解渓 ST41(胃経の経火穴)
部位 :足関節前面、足関節前面中央の陥凹部
長母子伸筋件と長指伸筋腱の間
取り方:足関節を背屈すると3本の腱が現れる。
内側から前脛骨筋、長母指伸筋、長指伸筋の腱
後二者の腱の間に取る。
※内果尖と外果尖との中点
胃経、特に下腿には重要な経穴がいっぱい。
◉足三里 ST36
(胃経の合土穴、四総穴、胃の下合穴)
部位 :下腿前面、犢鼻と解渓を結ぶ線上
犢鼻の下方3寸
取り方:犢鼻の下方3寸で腓骨頭の直下と脛骨粗面下端
との中間、前脛骨筋中に取る
◉上巨虚 ST37(大腸の下合穴)
部位 :下腿前面、犢鼻と解渓を結ぶ線上、
犢鼻の下方6寸
取り方:条口を取り、その上方2寸に取る
◉条口 ST38
部位 :下腿前面、犢鼻と解渓を結ぶ線上
犢鼻の下方8寸
◉下巨虚 ST39 (小腸の下合穴)
部位 :下腿前面、犢鼻と解渓を結ぶ線上
犢鼻の下方9寸
◉豊隆 ST40 (胃経の絡穴)
部位 :下腿前外側、前脛骨筋の外縁、
外果尖の上方8寸
取り方:条口を取り、その外方1横指(中指)
前脛骨筋の外縁に取る
【配穴法について】
配穴法には「同経配穴」「表裏配穴」「同名配穴」
「前後配穴」「上下配穴」「左右配穴」「遠近配穴法」などがある。
要穴を応用したものとして「五行配穴」「原絡配穴」(別名「主客配穴法」主病が先病、客病が後病)、
「原兪配穴」「原合配穴」「兪募配穴」「募合配穴」「兪原配穴」などがある。
【原絡配穴】
主病にあたる経穴の原穴と、表裏関係にある臓腑の絡穴を選択する。
今回は「太白」(脾の原穴)と「豊隆(胃の絡穴)」に置鍼。
わたしには図らずしてピッタリの配穴だったけど
終わった後の体感としては、置鍼した右足は軽くなったけど、体調の変化までは感じられなかった。
背部もやりたいところだけど、あまり刺激を入れると余計に消耗しちゃうから、、、って言われた。
こういうときは「補法」であるお灸の方が良いらしい。
そういえば東洋医学概論の授業で
浮腫(余分)があったとしても、
瀉法にしない方が良いケースもあるって言ってた。
体調悪くてうろ覚えだけど、後でアップしてみようかな。
覚えてなかったら、先生に聞こう!