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冬の寒さが落ち着き
寒暖差の激しい季節の変わり目がやってきました。

冬の間は、更年期のホットフラッシュが落ち着いていたんだけど、
最近また暑くなり始めた…

そんなお声を耳にします。


ホットフラッシュが起きる原因は、自律神経やホルモンバランスによるもの

そう書いてある記事はたくさん見つけることが出来るのですが
「気温の変化」や「季節との関わり」について書いてある記事は
見かけることが少ないように感じています。


こんな時こそ!
東洋医学の出番です!

自律神経由来の症状は
A=Bのような型通りにはいかず

個人個人によって
症状も程度も様々です

だから、症状や体質、変化が起きるポイントに合わせた
「ツボ選び」が
症状を和らげることに繋がっていきます。



春こそ冷えのぼせの季節です

春はポカポカ陽気の季節。
季節の変化とともに、カラダにも陽気がめぐります

秋や冬は「陰」の季節ですが
春や夏は「陽」の季節

ポイントは「春はまだ温かくなるための移行期間だということ」

日中は温かいけれど、朝晩は冷え込む
地面はまだ冷たいから、足元は冷え込む

そう!
1年で一番、冷えのぼせがとても起きやすい季節です!

温かくなってきたから、冷えはもう大丈夫!
素足でパンプス!

ではなくて、
春先こそ、足元を温めることがとても大切なのです!!!



更年期の3つのタイプ 

東洋医学では簡単に3つのタイプに分けられます

①冷えのぼせタイプ
②全身冷えて元気がでないタイプ
③巡りが悪いタイプ


自分はどのタイプでしょうか??

①冷えのぼせタイプ

春の季節と同じく
更年期の期間中は頭に熱がとても多く、のぼせやすい状態です


ホルモンバランスが崩れ、
陽気が活発に動くことで
頭や肩の症状が強く現れたり、ホットフラッシュの汗が出始めることに

冬の間は、少し落ち着いていた症状も
春の季節は、少し「症状が悪化した」と感じることが増えるかもしれません。


頭の症状ばかりに目が向きがちですが、
このタイプは「足元をしっかり温める」ことが何より大切なこと!!!

頭ののぼせの根本はは、足もとの冷えがあり。

特に春先は、まだまだ寒暖差がありますので
冷えのぼせが起こりやすい季節

日々のお灸を日課にされることをお勧めします!!


②全身冷えて元気が出ないタイプ

これからの季節、めまいや耳鳴り、食欲がない…
そんな症状が出始める季節

閉経になるにつれて、
生理の量が多くなって困っている!
そんな方はこのタイプに多いです。

生理の出血で、元気の源血液も一気に奪われるので
ぐったり…

春の陽気に誘われ、体も陽気に活動的になれればいいのだけれど
自分の体の陽気は足りないから動けないし元気がでない…

春が苦手な方が多いのもこのタイプです

胃をあたためることが何より重要なポイントです!!

おへその上のお灸、
足三里(あしさんり)や中かんという胃のツボに
お灸をすることをおすすめします!


③巡りが悪いタイプ

春になり
いざ体を動かそうと思っても
体の固さや節々の動き辛さを感じていませんか?

食欲が増え、イライラが止まらない!
寝違えやぎっくり腰が多い…などはこのタイプが多いです

元々、生理の出血は
体のデトックス効果もあります

血が出ていくということは
新しい血が作られるということ

生理でデトックスを行っていたこのタイプは
閉経が近づくにつれて
体のデトックスが、本当に苦手になってきます

春はデトックスの季節
しそ、にら、ネギ、みょうが、ラッキョウ
グレープフルーツ、シークワーサー
花粉症に良く効く「ジャバラ」などもおすすめです!

しかし、このタイプはやはり運動が大切。
分かっているけど、できないのが運動です(笑)

体の脇を流れている胆経という経絡に注目です!
体の脇を伸ばしてあげるストレッチを
朝起きたらやる!これだけで、違います

足臨泣、陽陵泉 この辺りのツボにお灸をすることをお勧めします!!!


最後に、
私がよく患者さんにお伝えしている言葉があります
「日本で一番元気なのは、更年期が終わった女性である」

たくさんの患者さんと接していて、心の底から感じること(笑)
本当に、元気ですwww

この辛さを乗り越えたら
日本で一番元気になれる!

鍼とお灸が、辛い更年期を乗り越える手助けになれれば嬉しいです!


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