アーノルド・ローベル作『やまをうごかしたミン・ローさん』【おすすめ絵本】
私が初めてアーノルド・ローベルさんの作品に出会ったのは、小学生の頃です。
「がまくんとかえるくん」シリーズ。
遠い記憶ですが、
たしか夏休みに読書感想文を書いた気がします。
アーノルド・ローベルさんの作品は、動物が出てくる本が多い印象です。
人間が主人公の話は、今回初めて読みました。
題名を見て、'主人公は怪力かな'と想像しながら手にとりましたが.....
予想はハズレて、作中に怪力の人は出てきません。
登場人物の服装や、水墨画を想起するような画風も相まって、絵本全体に異国の雰囲気が漂っています。
文字数はやや多めですが、ストーリーに難しさは無く、
終盤にさしかかると、思わず親子でクスッと笑ってしまう場面があります。
個人的には、教訓のようなメッセージが伝わってくる話でした。
例えば、人間関係で悩んでいる時。
他者を変えることは難しい。
でも、自分の言動や行動を変えてみることで、事態は好転するかもしれない。
日頃から心掛けておきたいです。
作者さんの他作品で、まだ読んでいない絵本が数冊あるので、今度親子で読んでみようと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?