ネバエンディンストォーーリーーーー♫
「僕、また夢を見た。ママの夢」
「慣れないとな…いつまでもメソメソ泣いてられないだろ?
空想はやめて、しっかり現実を見ないとな」
二週間ほど前、妻と二人で観ました。
『ネバーエンディングストーリー』。
そうです。
あの有名な映画です。
テーマ曲も超有名です。
妻は子どもの頃から大好きな映画だったようで、セリフを覚えるほど何回も観たそうです。
恥ずかしながら私は未視聴だったでした。
名作ですからみなさんの中にもご覧になった方おられると思いますが、懐かしみながら感想をお読みいただけたらと思います。
【あらすじ】
幼いころに母を亡くしたバスチアンは父と二人暮らし。
夢の話を父にしても父は現実を見ろと嗜めてくる。
しかし、その現実はバスチアンにとっては辛いもので、母のいない辛さと学校でのいじめに苦しむ現実だった。
今日も今日とて、いじめっ子三人組に追いかけ回され、逃げ込んだ先は古本屋。
店主が読んでいた「果てしない物語」をバスチアンは隙をみて持ち出し、学校の屋根裏部屋で読みふける。
−夜の闇に包まれたハウレの森。
とんがり鼻の巨大コウモリ。
赤いシルクハットのティーニー・ウィーニー。
岩をも喰らう巨人。
世界を滅ぼす「虚無」。
希望の「女王」は病に伏す。
「虚無」に対抗できるのは、幼き少年「アトレイユ」。
本の中の世界を読み進める内、バスチアンは次第に自分が本の世界に干渉し始めていることに気づく−。
事の発端の古本屋の店主は、最初バスチアンに「果てしない物語」を渡すことを拒む。
「お前さんが持ってる本は安全だ…帰ってこられる。
この本は…お前さん向きじゃない」
得意先からの電話に対応している内にバスチアンに持っていかれてしまうわけだが、店主はそれを笑顔で受け入れている。
あの店主は何者なんだろうか。
1984年に劇場公開された作品です。
なので、いろいろと古臭いです。CGとかものすごく時代を感じます。
それでもキャラクター達がみんな個性的で異質で可愛い。
みんなテンション高くて見ていて飽きません。
この映画って子ども向けで作られたんですかね?
もともとの原作は『モモ』で知られるミヒャエル・エンデですから、子ども向きと見せかけて内容は大人という作品だとは思います。
でも、一つ一つのキャラクターがちょっと個性的過ぎます。
幼い子供が見たらトラウマになるレベルだと思うんですけど…(笑)
この映画について少し調べてましたらこんな情報が飛び込んできました。
原作者は映画の出来に不満で、法廷に訴えて自分の名前をクレジットから削らせている。
引用:
https://eiga.com/movie/47643/
しかし私は、まったく子どもに媚びないキャラクター造形は逆に好感が持てました。
突っ込みどころとかいろいろありますけど、数ある映画の中で、現在にいたるまで名作として残る映画ですから、人を惹きつける何かがこの映画には数多くあるんだと思います。
少なくとも私は、キャラクターに惹きつけられまくりました。
妻は、「子どもが大きくなったら三人で観ようね」と今から言っています。
うん…
キャラクターが大丈夫そうならね( ^ω^ )笑
観たことがあるという方が大半かとは思いますが、まだの方は、是非一度。
もう観たよという方は、もう一度。
新たな発見があるかもしれません。
神になった少年の終わることのない物語……
the neverending story……