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【留学を考えている人へ】バギオ留学の所感

新卒から働いた職場辞めてバギオに来て早3ヶ月、あっと言う間に卒業まで残り2週間…
生まれて初めての留学、殆どの日本人が知らない(と思う)バギオでの生活を振り返ってみようと思います。



フィリピン名物めちゃくちゃな運転

パンクにより1ターン(1時間)の休み

フィリピンに限らず東南アジアは交通ルールないの??っていうくらい荒い運転が普通です。両方向1車線ずつの道路を3車線で走っていたり少しでも空間があればすぐ追い越し運転を当たり前にします。絶対にこの国では運転できないなぁ…
どこに行くのにも何かしらの交通手段を使う必要があるのですぐに慣れてしまうのですが特にバギオのタクシーに乗った事がある人はヒヤッとした瞬間はみんな一度や二度経験したことがあるんじゃないかなあと思います。

ちなみに私はニノイアキノ空港から学校までの送迎車がハイウェイの真ん中でパンク、運転手が明らかに新品ではないボロタイヤに交換しているのを見た時にカード付帯の保険だけで来たことを後悔しました。山道に入る前に十時を切るな!!!



体調管理の難しさ


期待して無かったけど注射上手かった!ありがたい!

渡航前から「絶対に水道水を飲まない」「ナイトマーケットの食べ物はよく加熱してあるか確認する(手作りジュースに手を出さない)」「箸やスプーンを使う前によく拭く」という主に食中毒予防に関する注意喚起をよく目にしたので下痢止め・痛み止めを多めに持ってきたのですが私は全く使いませんでした。食中毒は生徒の中(特に日本人)であるあるの病気ではあるのですがセブやマニラと違ってバギオは比較的涼しい気候なので食べ物が比較的痛みにくいのかなと思います。

ただ加熱不足と食器についた水、市場などで売ってる謎のカラフルなジュースが原因で下痢になる人は全然いるので薬を持ってくるに越したことはないですね。体感5割の人は最初の週で腹痛で苦しみます。

私は最初の1週間でなんの体調不良もなく元気に過ごせていたので「やった!私フィリピンに順応できてる!」なんて浮かれていたら次の週から突如発熱・止まらない咳と鼻水に苦しみ、その後謎の感染症による40度の熱で1週間ご飯が一口も食べられず計4回病院に行きました。バギオ市内に近づけば近づくほど排気ガスによる空気汚染がひどい(現地の人でもマスクしてる)ので喉を痛めてそのまま体調崩す人が多いとお医者さんから聞きました。気管支が弱い人はバギオは正直違う街を選ぼう!
 
解熱剤(特にバファリン)とビタミン剤、龍角散(喉飴がなぜか高い)は持ってくることをオススメします。



物価は全然安くない


高いけど日本と同じクオリティの「ラーメン凪🍜」

なんとなく物価が安いイメージのあるフィリピンだけど全然安くないしむしろ高くない???と思うことが多いです。

特にSMバギオ(ショッピングモール)のレストランに行くとサービス料まで取られて1食1,500〜2,000くらいかかります。マクドナルドやKFCなどでハンバーガーセットを頼むと日本とあまり変わらず600円位かな?(フライドチキンセットなら2〜300円ちょっと位?)

綺麗なカフェは400〜600円位が相場かも


皆んな大好きイナサルは3〜500円位で食べれてコスパ◎


もちろん探せばバギオには安いローカル店もあるのですが、入学から時間が経つほど食べ慣れた味が食べたくなって冒険しなくなるなぁと周りの友達を見ていると感じます。

食べ物に限らず雑貨も普通に高くて、ユニクロは2倍で映画館のチケットも⭕️と日本と比べて輸入品は2倍でその他のローカルのものでも0.8〜1.5倍くらいかかります。私は調子を崩して以降食堂のご飯やローカルフードが食べれなくなることが結構あったので安全で健康を買おう!と輸入物を結構買ってるので食費に関しては日本にいた時よりもお金使ってるなあと思う事が時々あります。

なので海外旅行の時に体壊しがち・お腹痛くなりがちだった人や外食や遊びをいっぱいしたいと思ってる人は考えてる予算よりもプラス1〜2万多く使うと思って来た方が良いかもしれないです。



学校選びは慎重に!


フィリピン料理は基本茶色で美味しいけど重いかつビタミンが不足になりがち

学校選びの際に重視する点は人それぞれだとは思いますが私は断然食事と清潔度でした!どの国に行っても絶対に日本ほどご飯が美味しくて清潔な国はない!!!(断言)

もし数週間の短期留学だったら腹を括って我慢できるけど1ヶ月超えて来ると本当にストレスになると思います。なので私が学校探してた時はYoutubeにあるいろんな留学エージェントの学校紹介の動画を見て設備をよく確認してました。あとTikTokとか見るとVlogみたいなリアルな学校生活をあげてる人が結構いるのでよく見てたかな〜、学校名は出してない人が多かったけどバギオにはそれほど語学学校が多くないので見てるうちに大体どこの学校か特定できるようになります笑

私が通っていた学校は市内から少し離れている代わりに学費が安くて設備が綺麗で料理が比較的美味しくて生活面ではかなり満足が高い学校かなと思います。4人部屋も二段ベット×2の部屋は狭そうだったけど私はロフトタイプの2階建の4人部屋を選んだので今のところノーストレスで共同生活が送れています。

ただ学費が安いと言うことは何か削っている部分があるということで、私の学校は市内でもフィリピン人の先生の給料が低いことで有名な学校でした。私の先生だけでも既にこの10週間ほどで4人くらい辞めてます。。。先生達の給料は1クラス2〜300円位程なので1日授業を終えた後もオンライン英会話で教えていたりする先生も多いです。「おすすめのレストランとかカフェってどこ?」とか「海外旅行が趣味なんだ〜」って雑談してる時に「給料的に先生達は頻繁にレストランに行くことは出来ないし海外旅行も難しいのかな?」と思って胸が少し苦しい時があります。(こんなに英語がペラペラで私なんかより能力があるのに生まれた国が違うだけこんなに違うのかぁ…って)

授業のクオリティが高い代わりに食事が美味しくなかったり設備が古かったり、結局どの学校を選んでも悪い点はあるとは思うのでもしバギオ留学を考えている人がいたら最初に自分の条件に優先順位をつけることはかなり大事かなと思います。



中学生英語レベルの勉強は終えてこよう!


履歴書の書き方教えてもらうも知らない単語が多すぎて実際に面接でこれを伝えられるか謎

留学経験者が皆んな口を揃えて「来る前に中学の学習範囲を終わらせれば良かった」というのはよく聞いていたけど日本にいるときはまあいけばなんとかなるだろうと…今勉強してこなかったことを後悔しています。特に文法は確実に日本語で理解した方が簡単なので最低でも文法だけは勉強しておくことをお勧めします。

先生達は(特に日本人が)スピーキングが出来ないことを知っているので間違った英語を使っても結構聞き取ってくれるものの英語の知識ゼロ(自己紹介とThis is〜が限界レベルくらい?)だとキツいと思います。実際に本当にゼロで来てすぐに辞めてしまう生徒も時々聞きます。

来る前に「中学英語振り返り!」みたいなテキストを勉強して基本的の英語フレーズを言えるようになってるとベターかも。特に"Can I ~"とか”What is the difference between~”、"Could you say that again?"みたいな意思や質問を伝えるフレーズは使えると便利!あとはAdjectivesやNoun、Past Continuousなど文法用語を英語で覚えておくのもオススメです。



2ヶ月終えてみて…


クラブで囲まれていたフィリピンの有名(らしい)インフルエンサー、誰なんだ…
早速翌日市場で発見
ジョリビーはいつ行っても一生混んでる(パンダンソフトがお気に入り)

2ヶ月過ぎてみて、留学期間があっというまでもう少し期間を長く設定するか他の学校に転校すれば良かったなぁと日々後悔しています。海外旅行が好きでアジア圏だったら一人で海外旅行が出来る程度の簡単な英語は使えたものの、基礎文法が抜けていたり英語ネイティブの早口の言葉を聞き取るのが苦手で「本当に異国で働けるんか…?」とワーキングホリデー前に基礎を鍛えるために決めたバギオ留学。やっと英語の使い方のコツをすこーーーしだけ掴めた気がするのに途中帰国の1ヶ月で忘れちゃうよ…心配だなぁ

まあ振り返ってみると正直勉強の半分くらいは別に日本でも出来るな…と思うのですが、だからと言ってあのまま日本にいても勉強は捗らなかっただろうし。あと渡航前に作ったワーホリに持っていくものリストの内容を見返すと国は違えど「これいらなくない?」「これ日本でも買わなくてもいいなあ」とかが分かってリストを短くできたのは地味に良かったかも?(私は味噌汁も日本のお菓子も全然恋しくならなかった)

最近は流行っていることもあって時期にもよるけど私の学校の日本人生徒の体感6割くらいはワーホリに行く子達です。なのでニュージーランドに行く子にも会えるかもと期待していたのですが、ここに来てニュージーランドワーホリはかなり少数派だということが発覚しました…
SNSを見る限りはいっぱいいるように見えたんだけどな。生徒にも先生にも「なんでニュージーランド選んだの???」と毎回言われるし、2ヶ月目にしてやっとニュージーランドワーホリに行く人見つけた!と思ったら別の街だし。ここで友達作って情報交換する計画が…

色々あったバギオ留学だったけど来たことは後悔していないし、ワーホリ生活の一歩目を踏み出せていい経験になったなあと思います。特に私みたいな留学経験もなければ実家暮らし=年齢のワーキングホリデーを考えている人がいきなり英語圏に行くのは色々不安だと思うのでそういう人がもしここに来るの迷っているのであれば私はお勧めしたいです!

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