【色が見える事に感謝】色づく世界の明日から
このアニメは主人公の月白瞳美(つきしろ ひとみ)が幼いころに色が見えなくなり、いつしか他人に心を閉ざした少女が沢山の人達に勇気や希望をもらう人の優しさに触れる事で生きる意味を見つけ、色も見えるようになっていく作画の美しさや物語に感動するアニメです。
魔法使いの家系に産まれたヒトミのおばあちゃんがヒトミを60年前にタイムスリップさせるシーンから始まるのですが、ヒトミは魔法使いの家系にも関わらず魔法が全く使えないんですね。
見ず知らずの部屋にタイムスリップしてしまったヒトミは屋根から脱出する際に様々な人からバレてしまいます。
そこで月白家にお世話してもらう事になるのですが、急に60年も前の時代に来て右も左も分からないヒトミが部屋の住人である葵唯翔(あおいゆいと)のタブレット端末で描かれた絵を見た瞬間に今までに感じた事のない色づいた世界を体感するんですね!
ヒトミは月白家の方々の勧めでマジカルステイとして南ヶ丘高校へ編入することになり、写真美術部に入ります。
写真部と美術部はまとめて部室を使っている為、ユイトの絵がもう一度見たいヒトミはユイトにこう言います。
「あの絵は私にとって特別なんです。
あの絵は私に忘れていた色を見せてくれました。
灰色だった私の世界に、一瞬光がさしたんです。」
ヒトミの過去が色あせて、生きる意味を見失ってる感情が伝わってきますよね?
写真部の撮影体験回でヒトミがモデルとしてプールに魔法の水色の星砂をまく事によって水の上を歩く事が出来るのですが色が分からないヒトミは間違えてピンクの星砂をまきます。
自分の力で水の上を途中まで歩けるのですがユイトに色が見えない事がバレてしまうんですね。
ここから鍵となるヒトミのおばあちゃんであり、ヒトミを2078年から2018年へ送った張本人、月白琥珀(つきしろ こはく)が登場するのですがムードメーカーのコハクを中心にヒトミが部員と少しづつ仲良くなっていきます。
魔法の勉強にも積極的になってユイトととの仲も深まる事でヒトミの心の閉ざされた殻が徐々に割れていく描写が丁寧に描かれているんですよ!
なので色を取り戻していくヒトミの感情も自分以外の他の人から得る情報や色づく世界への元となる人との部分が感情移入してしまいます。
母との過去にあった親子関係でヒトミが闇を抱えているから色が見えなくなっている訳ですがヒトミがみんなと仲良くなったり認めてもらう事につれてユイトととの関係も深まり元の世界に帰りたくなく感情が芽生えてくる為、今まで考えた事もない恋愛感情も溢れてくる描写も良く描かれてますね。
タイムスリップをした事で今まで勝手な思い込みで自分を追い詰めてたヒトミが成長していくに連れて心を開いていく感動する物語です。
普段当たり前のように見えている色のある世界は当たり前では無くて尊いと言う事を教えてくれます。
とにかく綺麗な作画が良くてヒトミが色を取り戻していくストーリーが泣けるアニメとなっていますので是非オススメしたい作品ですね(^^)
他にも色々なアニメについて話していますので宜しければ聴いてやって下さい(^^)
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