【人の様々な生き方を学べる感動アニメ】ノラガミ
このアニメは野良の神であるヤトが様々なアヤカシをぶった斬る爽快感もあり、人と人を繋ぐ描写が丁寧に描かれたストーリーに惹き込まれる感動アニメとなっております。
ヤトが5円玉でウエサマと言う猫を探す依頼を受けるシーンから始まるのですが、猫を救おうとしたヤトをヒヨリと言う少女が助けようとしてバスにはねられてしまいます。
ヒヨリは、この事故をキッカケに幽体離脱しやすい体質になってしまうんですよ。
この出会いでヤトとの長い付き合いが始まる訳ですがヤトは神なので普通の人間には見えづらい存在となってます。
マガツ神であるヤトはアヤカシを倒す事が出来るんですね。
アヤカシとは人の念が凝り固まって形を成した人に取り憑いて悪さする化け物の事を言うのですが、このアヤカシを倒すために「神器」が必要なんですよ。
「神器」とはもっと生きたかったのに生きる事の出来なかった死んでしまった人達の霊魂を指します。
この神器はそれぞれの決まった形に変化する為、剣、ムチ、拳銃、ライオンなど様々な神器がいるんですね。
この神器と神が契約する事で神がいつでも呼べば手元に移動させる事が出来るのですが、神器も霊魂なので人の気持ちがある訳です。
神器の殆どが過去にやりたかった事を出来なくて悔いて成仏出来ずに現世に留まってしまった可哀想な霊魂達なんですよ。
この霊魂達と契約すれば神器としてアヤカシと戦える訳ですが神器と神は体と心が一心同体として繋がってしまう為、神器が悪さをすると神に「ヤスミ」と言う呪いがかけられます。
神器も生きていた時の記憶がある訳ですが何故自分だけが皆んなと同じ様に生きる事が出来ないのか。
また、生きたいのに自分だけがこの世に取り残された感情が凄く伝わってくるストーリー展開が感動無しには観れませんね。
人間は罪を犯します。
恨み、恐れ、妬み、焦り、悲しみ、欲望。
それらの感情に魔が刺す事で一心同体となる神である主人は強制的に神器の過去を学ぶと共に苦痛を感じる訳です。
なのでヤトがヒヨリをアヤカシから助けるシーンで雪音と言う14歳の男の子を神器にするのですが雪音は過去を思い出した際に生きられなかった悔しさを万引きや学校のガラスを割る等の鬱憤晴らしをする事で生き辛さを払拭するんですよ。
すると雪音と一心同体であるヤトの体は「ヤスミ」と呼ばれる苦痛で覆われていくんですね。
ヤスミに侵食されると体中に激痛が走り最悪「死」に至ります。
そして神器もアヤカシになって人の感情を全て失うんですよ。
これを打破する為に必要となるのが「ミソギ」です。
3人の神器を必要として「一線」と言う技を使って三角形のバリアに封じ込める訳ですが凄まじい苦痛と過去における悪行に対して反省をしない限り出る事が許されない儀式です。
その中で心の底から反省しないとアヤカシになってしまう事で実上のリンチとも言える苦痛を要するのですが途中で辞める訳にはいかないんですよ。
神器が洗いざらい自分の罪を吐き出して懺悔しない限り雪音はアヤカシになり、ヤトも無事ではすみません。
そんなヤトと雪音の心の底から繋がる幸せになって欲しい思いや雪音自身の成長していく描写がとても良くて、人が生きていく上で避ける事のできない辛さや、生きにくさが丁寧に描かれていますね。
ヒヨリとヤトと雪音との関係性もしっかりしていてお互いがお互いを本気で助け合う、人としてのあり方に学ぶ事も多数あります。
神をテーマにしたアニメですので様々な神が出て来ますし、神同士の争いはもちろん神話も学べる感動する物語りとなっていますので皆さんに是非オススメしたい作品ですね(^^)
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他にも色々なアニメについて話していますので宜しければ聴いてやって下さい(^^)
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