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変化は進化


あと2か月程で2022年も終わりを迎えますね。
当たり前のことですが、1年が経つのが早いことをいつもこの時期になると思い知らされます。

ここ数年は、地球が今までにないような変化の時期に突入していることを至るところで感じます。

“これまでこうするのが当たり前だった”とか、
“みんながこうしてきたから”とか、
“だってこれが常識でしょ”とか、

もう、ありとあらゆる固定概念や慣習が根こそぎ崩れ始めています。
占星術では土の時代から風の時代へと変化していると言われていますし、ここ最近、世界が私たちにその変化の様子をありありと見せてくれている気がします。

私たちは生きていると、なんとなく“これはこういうもの”と決めてしまうところがあるように思います。

“親からそう言われて育った”とか、
“小さな頃からみんなそうだった”とか、

それは安心を求める私たちの心理から来てきるのかもしれません。
自分たちが築いてきたものならなおさら、保ち続けたい願望がありますし、奥底には壊れてしまうことに対する恐怖も持っていますから、
変化を容易く受け入れることにブレーキがかかるのかもしれません。

人間の細胞は日々、破壊と再生を繰り返しています。
自分が何も変わらないように思えても
筋力は少しずつ衰えますし、
視力のピントは合いにくくなりますし、
肌にも色んなものが出てきます。

毎日が同じではないという現実。
私たち自身、常に変化をしているということをつい忘れがちになりますが、時代だって自然だって、この世は全てが変化するものばかりだということを思い知らされます。

不思議ですが、私たちは先に恐怖がありませんか?
変化の前の恐怖はあっても、
変化の後に恐怖ってない気がするんです。

変化することって本当に怖いことなんでしょうか?
自分が意図しないことで起きる変化にはショックを感じてしまうものかもしれませんが、“自然”ってそういうことではないかなとも最近思うのです。

道端に生える草花は雑草と呼ばれているのを知らずに強い繁殖力で生きていますが、生い茂ると刈り取られてしまいます。果たして草花に恐怖があるのかはわかりませんが、ただそのことを受け入れ、刈り取られてもまた新しい芽を出して1年後には元通りに生きていたりします。人間の勝手なのに随分さっぱりしたものだなぁと感じます。

自然は常に軽やかなエネルギーが流れている気がします。それは破壊と再生があちこちに存在し、常に循環しているからなのだろうと思います。

変化は生命にとっては常識なのでしょう。
私たちが思うより、変化は怖いものではないのかもしれません。
宇宙的視点からみると、もしかしたら変化自体に良いも悪いもないのかもしれません。
変化の最中には分からなくても、変化した後には、私たちは案外「これでよかったのかも」と思えるようになっていたりしますよね。
壊れて新しくなるのは、より良いものへ再生することを意味していて、変化というより進化と言えるのではないかと思うのです。

命を続けるために必要なもの。
破壊と再生のサイクルがなくては、私たちも続かない。
不要なものを捨てて、自分を新しくする。
時代の生命も生まれ変わろうとしている今。
私たちの身体と同じようなことが起こっているのかもしれません。
より良くなるために変化があるということを忘れずに見つめていきたいと思います。



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