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《絵本レビュー》おいで、フクマル

こんばんは(^^)

わたくし、毎朝〝お散歩〟を日課としてるんですが、ここに犬がいたらどんなに楽しいかなとか、たまに考えたりします。

まぁいつかは、飼いたいわけです。
できれば犬種は、ボストンテリア。
名前は、『ベル』!もう決めてます(笑)

というわけで、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【おいで、フクマル】です。

作者は、工藤直子さん。
絵は、保手浜孝さん。
初版は、2009年6月です。


《ストーリーについて》

ある日あるとき、『おーいおいで』と犬のフクマルは呼ばれて生まれました。

お父さんが、ボクを呼んでくれたの?
お母さんが、ボクを呼んでくれたの?
ちょうちょや、ありんこ、それからスリッパやスコップがボクを呼んでくれたの?
それとも、ことりやみつばち、みつばちやそよ風?

他にも候補がたっくさん。
いったい誰が最初にフクマルを呼んだのでしょうか?

好奇心いっぱいのフクマルが、たっぷり周りに愛されながら愛嬌たっぷり考える一冊です。


《10コの好きなところ》

①表紙は、フクマルが振り返っているような姿が描かれていて、とってもカワイイ!目がイキイキしている。

②見返しも、表紙の背景の色と連動していて統一感がある。

③題字の文字が、手書き風で大きくレイアウトされていて、強調されているように感じる。

④絵は、とにかくフクマルが可愛い!これは、わたしが飼いたいボストンテリアなんじゃないかと期待してしまう。(笑)

⑤文は、好奇心旺盛なフクマルの性格が良く表現されているし無機質なものに対しても生き物として扱っているフクマルがポジティブ。

⑥ 読者と目が合うようにどのページも描かれていてキュンキュンする。

⑦フクマルの家族と自然と共存している様子が詩的に、そしてさわやかに書かれている。

⑧フクマルが疑問におもう『だれが呼んでくれたのかな』という部分に対しての構成と、その答え(結末)が素敵。

⑨すごくポジティブなフクマルに癒されたり考えさせられたりする。ポジティブとはなんぞや?

⑩最後は、犬小屋でグッスリ寝ているフクマルをバックにハッピーエンド!


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(8才・5才)は、

『ねー、フクマルってボステリちゃん?♡』

『いぬってねー、おりこうさんよ!おすわりとかするもんっ♫』

『トンボとかさ、おいかけてさ、たべようとするよね(笑)』

って、言ってました。

わたしは、さらにボストンテリアを飼いたくなりましたね(笑)自分が飼い主になったつもりで読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

犬の気持ちって、その犬にしか本当の気持ちはわからないんですが。

きっと、家族になると伝わるものがあるんでしょうね。

血は繋がってなくても、人間じゃなくても、同じ釜の飯を食わなくても、毎日一緒にいれば解り合える、そんなことを感じました。

犬も生き物だから、五感をつかってコミュニケーションをとってくれるし、愛を求めたり与えたり。

いやぁ、….最高だなぁ。
フクマルッ!、将来ベルちゃんと仲良くしてね。


☆彡



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