【コロナワクチンバイト】
かれこれこのバイトを始めて約1週間が経過しました。
初めは時給がいいから、という理由で
ワクチンバイトがしたいしたい、と言ってたんですね。
とりあえず、
老健とか施設は嫌、
訪問看護とか訪問入浴も嫌だったわけです。
まず入浴介助という仕事が8年間の病棟勤務の中でも好きじゃなかったのもあります。
また老健とかは実習で何度も行ったけどやりがいがないなと思いました。
加えて、看護師と介護士の区別が曖昧で看護師といえど半分は介護業務をしないといけないこともあり、嫌。
訪問看護なんて他人のお家に上がって看護をする、やや潔癖な私は他人の家に上がる、というのも少し抵抗があります。
それに加えて病院じゃないことで、医療物品も充実していないことも多いです。
色々考えてみてもやはり上記のバイトは選択肢に入らなかった。
探しに探し、やっとコロナワクチンバイトを見つけ、応募しまくりました。
そして今に至ります。
バイトについて一言で言うなら
『楽しすぎる』
この一言に尽きます。
ワクチンの充填作業→単純作業で好き
ワクチンのためのシリンジ接続→単純作業で好き
ワクチン接種→注射好き💉
病棟ではないので、話すこともある程度決まっているし、今従事しているのは職域接種なので、皆さんとしっかり会話が成立する。(認知症の人とかがいない)
そして筋肉注射という手技が大好きです笑
バイトだからか、皆さん色んな境遇の中勤務しているからか、お互いのことを無闇に探ったりすることもないです。
人付き合いが嫌いな私にとってその関係性が非常に楽です。
確かに地方からの転居なので、それについては毎日のように新しいスタッフさんや、ワクチン接種に来られる方に声をかけられます。
でも、家族構成とか、なぜ今バイトしてるのかとか、以前の勤務先とか、細かいことをお互い聞かないし、話さない、この距離感が私にとったら心地よいです。
元からあまり人に自分のことを話すのが得意ではない+極度の人見知りなので助かっています。
1日1000-1600人にワクチン接種をしています。
単純計算で1人100人以上打っていますが疲れる、ということとも無縁です。
クリーンな職場で働けて今は幸せです。
明日以降も勤務したいですが、あいにく1週間大阪に帰ったり、友人がこちらに遊びにきたりでお休みです。
よく勤務が一緒の人たちに会えなくて、少し寂しい気持ちもあります。
でもライフスタイルに合わせて勤務日を決める、みんな家庭や他のバイトと調整しながら勤務していけるのもバイトの良さだなと思っています。
ということで無職で定職についていないということは少し辛いけれど、今は幸せだな、と感じることが増えてきました。
今までは病院で働くことが看護師としてのあるべき姿で、バイトをしている人は恥ずかしい、くらいに思っていました。
しかし、このバイトを始めて、色んな働き方があること、色んな人と接することができて確実に視野が広がりました。
もしかしたらこの先また総合病院勤務になるかもしれないけれど、この経験はとても価値のあることだと思います。
とにかく、一歩前に踏み出してみてよかった、そう思います。
ネックに感じていた方言も、日にちが経つにつれ、スタッフに『関西弁可愛くてうつるー』とか『関西弁いいですよね』とか受け入れてもらえるようになって、すごく嬉しいです。
自分が地方出身者だから受けいれてもらえない、と自分で壁を作っていたけれど、自分をさらけ出せば受け入れてもらえることも可能なんだなと思いました。
引っ越してきて1ヶ月と少し、やっと前を向いて生きていけそうです。