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あと100円の小銭が足りなくて、万札だしたときの敗北感

(1月24日の日記のようなもの)

金曜日だ。毎日が晴れだ。

ここんとこ、もう春なの?ってくらい、陽射しがぽかぽかしてるけど、これで地球あってる?

ファッションインスタグラマーさんが、「春の準備です」って、トレンチコートとシャツスタイルで軽やかに回ってはったのも、妙にうなずける。

金曜日だし、夜はゆっくりできる。ご飯つくるのもめんどうなので、息子をとんかつ屋さんにつれていき、わたしはとんかつって気分ではなかったから、コーヒー頼んで読書タイム。

このスタイル、ここではもう何回もやっていて、初めは申し訳なさそうに小さくなって目も合わさずいた私も、慣れてしまった今となっては、堂々たるもの。「ありがとう!」をいちいちハッキリ言う。

快く受け入れてくれる店だから、また来たくなる。購買意欲はこういうとこであらわれる。

支払いのとき、小銭がジャラジャラしてたので、端数の100円分を出そうとしたけど、80円ちょいあたりで「わ、足らんやん」となる、時間だけくって店員さんや次のお客さんを待たせ、私も赤面するという、誰もが幸せではないパターンが脳裏をかすめたので、1万円札をペラっと支払った。

ちょっとだけ敗北感だったのは、ほんのわずかな小銭が足らないために、万札をくずして、さらになお小銭がジャラジャラしたこと。

その説明を店員さんにしたら
「アハハハ!それ、めっちゃわかります〜!」と、笑ってくださったので、かえって満足だった。

それが今日イチ心に残る出来ごとと。ささやかやな。

帰りぎわ、“いつも”ありがとうございます!とお見送りしてくれたのは、ここの接客のスタイルなのか、それともウチらのことを覚えてくれてはるからなのか。

ふたり来てるのに1人しか食べなくて、しかも1人は漬物(無料、おかわり自由)とコーヒーで読書始めちゃって、“いつも”すみません。

いつものスタイルから、もうひとつアップデートしようと思わせる本です、今日読んでたのは。

すっかりファンになりました、小林賢太郎さん!
 
来月からサブスク!

ここしばらく、ゆくべき方向に迷いがあって、なかなか文章書くことに集中できずにいたのですが、つべこべ言わず書けよ!と、小林賢太郎さんは書いてませんが、わたしはそう受けとった所存。

どんな物書きになるか、職業としての物書きにおけるスタイルなんて、今のわたしが決めることじゃない。

量産あるのみ。話はそれからだ。